醤油を使った和風味のスペアリブ
Soy Sauce Spare Ribs
一般的にスペアリブは、豚の骨付き肉のことを言い、正確には豚の肋骨部分の骨付きバラ肉のことを言います。
今回は、醤油を使った和風スペアリブのレシピのご紹介です。
スペアリブと言えば、スパイスをふんだんに使ったアメリカを代表するバーベキュー料理のひとつとして有名です。
本場アメリカのスペアリブでは、骨付き肉にチリペパーやオレガノ、パプリカパウダーなどのスパイスやハーブをすり込んでじっくりローストするレシピが一般的です。
今回は、アメリカ風のスパイシーなスペアリブではなくて、醤油をベースに作った和風スペアリブのレシピを掲載しております。
日本では、醤油味のスペアリブも人気が高く、和風のスペアリブが好みの方も多いかと思われます。
下記に醤油風味のスペアリブのレシピを掲載しておりますので、和風スペアリブ作りの一助としてご覧ください。
醤油と生姜の風味が効いた和風スペアリブの作り方
Soy Sauce | Ginger | Spare Rib Recipes
調理器具 |
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オーブンレンジ(付属していたオーブン用の天板も使用します) ダッチオーブン 22センチ(キャプテンスタッグ製) ロストル(ロストルとはダッチオーブンなどで使われる底網のことを言います。) ※ご利用されるダッチオーブンやロストルが、ご利用されるオーブンレンジで使用できるかを事前に必ずご確認ください。 |
★★★材料 作りやすい分量★★★ 豚スペアリブ 600g程度 |
★★★たれの材料★★★ にんにくのすりおろし 1片 ショウガのすりおろし 1片 リンゴのすりおろし 1/3個 (リンゴはお肉を柔らかくする効果があります。オプションなのでお好みで追加してください) メープルシロップ 大さじ3 しょうゆ 大さじ4 ウスターソース 大さじ3 トマトケチャップ 大さじ2 イエローマスタード 大さじ2 みりん 大さじ2 酒 大さじ3 塩 少々 胡椒 少々 |
【1】ボウルに「たれの材料」を入れて混ぜ合わせ、スペアリブを入れてたれを絡めます。
【2】ボウルにラップをして、冷蔵庫で半日から一晩、漬け込む。
【3】ロストルを敷いたダッチオーブンに、たれを絡めたスペアリブの汁気を軽く切ってからロストルの上に並べる。
※ロストルについて
・ロストルとはダッチオーブンなどで使われる底網のことを言います。
・ロストルを敷くことで余分な脂(肉汁)を落とすことが出来ます。
※ぎゅうぎゅうに入れると熱の通りが悪くなるため、少し余裕を持たせてバランスよくロストルの上にスペアリブを乗せること。
【4】オーブンレンジに付属していたオーブン用の天板に、アルミホイルで軽くフタをしたダッチオーブンを乗せ、150度に予熱したオーブンレンジに入れ、じっくり60分焼く。(1回目の焼き)
※ご利用されるダッチオーブンやロストルが、ご利用されるオーブンレンジで使用できるかを事前に必ずご確認ください。
※ダッチオーブン付属の蓋は使用せずに、蓋はアルミホイルを軽くかぶせるようにしてください。
【5】ダッチオーブンを天板ごと取り出して、スペアリブを取り出しボウルに入れて、残ったたれと再び絡める。
【6】たれを絡めたスペアリブの汁気を軽く切って、再びロストルの上に並べて、ここからはアルミホイルのフタはせずに天板に乗せてオーブンレンジに戻します。
【7】オーブンレンジの温度を180度に変更し、予熱はせずにそのまま20分焼きます。(2回目の焼き)
【8】ダッチオーブンを天板ごと取り出して、スペアリブを取り出しボウルに入れて、残ったたれと絡め、スペアリブの汁気を軽く切って再びロストルの上に並べます。
【9】ダッチオーブンを天板に乗せて、オーブンレンジに戻し、180度の設定のままで20分焼きます。(3回目の焼き)
【10】ダッチオーブンを天板ごと取り出して、スペアリブを取り出しボウルに入れて、残ったたれと絡め、スペアリブの汁気を軽く切って再びロストルの上に並べます。
【11】ダッチオーブンを天板に乗せて、オーブンレンジに戻し、180度の設定のままで20分焼きます。(4回目の焼き)
※つまり、150度で60分、180度で20分を3回、たれを絡めて焼いてを繰り返します。
※オーブンレンジの機種によって、庫内の温度に差が出ることがありますので、オーブンレンジの設定温度や焼き時間は、お肉が中心部までしっかり焼けているか、焼け具合を確かめながら調整してください。
【10】4回目の焼きが完了したら、オーブンレンジの電源を切り、少し冷ましてから骨付きでそのままお肉を食べてもよし、骨から肉を外してリブサンドにしたり、チャーハンに混ぜるなりお好みの食べ方でどうぞ。
※スペアリブをたれにしっかり漬けてから焼くことが、美味しく焼きあがるポイントになります。
※オーブンレンジの機種によって、庫内の温度に差が出ることがありますので、オーブンレンジの設定温度や焼き時間は、お肉が中心部までしっかり焼けているか、焼け具合を確かめながら調整してください。
※スペアリブは熱が加わってくると、段々とお肉が柔らかくなってきますので、トングなどを使ってお肉をつかむ際は、お肉が骨から外れて崩れてしまわぬよう優しく扱いましょう。
※ダッチオーブンは蓄熱性に優れ、熱すると非常に高温になりますので、調理の際には火傷には特に注意が必要です。
※ご利用されるダッチオーブンやロストルが、ご利用されるオーブンレンジで使用できるかを事前に必ずご確認ください。
※ダッチオーブン付属の蓋は使用せずに、蓋はアルミホイルを軽くかぶせるようにしてください。
ダッチオーブンにかぶせるアルミホイルのフタは、写真のようにアルミホイルをダッチオーブンに軽くかぶせるようにしてフタをします。
和風スペアリブのレシピのポイント
Soy Sauce | Ginger | Spare Rib | Cooking
今回のスペアリブの特徴はやはり醤油味です。
一般的な本場アメリカのスペアリブは、スパイスやハーブをふんだんに使って作るスパイシーなスペアリブが大きな特徴となります。
スパイスやハーブ類は、「オレガノ」「レッドペパー」「クミン」「パプリカパウダー」「ローストオニオンパウダー」「ガーリックパウダー」「塩胡椒」「ブラウンシュガー」などをスペアリブにすり込んで作るので、少し手間がかかりますが風味豊かなスパイシースペアリブが作れます。
和風のスペアリブではやはり醤油味が大きな特徴と言えます。
スペアリブを漬け込むたれは、いろいろと材料に組み合わせがあり和風と言えどもレシピは豊富にある印象です。
今回掲載したレシピでは、「しょうゆ」「にんにく」「しょうが」などが風味のベースと言えます。
「トマトケチャップ」「イエローマスタード」「メープルシロップ」などの調味料も、たれ作りには欠かせないポイントのひとつです。
リンゴのすりおろしはオプションになります。
リンゴはお肉を柔らかくする効果があるようなので、たれの材料にはお好みで加えて下さい。
和風スペアリブで使うたれは、焼き肉のたれの作り方とも似ていますので、焼き肉のたれ作りもなかなか興味深い所です。
今後は普段食べている焼肉で使うたれ作りも挑戦してみたくなりました。
和風スペアリブをラーメンにトッピング
和風スペアリブは、ラーメンに加えても美味しくいただけます。
和風スペアリブは、醤油ベースの和風仕立てになりますので、醤油ラーメンとの相性が良いです。
スペアリブをラーメンに加えるときは、あらかじめお肉を骨から外しておくと、ラーメンでも食べやすくなりますので骨から外したお肉をトッピングすると良いでしょう。
和風スペアリブをチャーハンに加える
和風に仕上げたスペアリブは、チャーハンとの相性も良いのでお勧めです。
チャーハンにスペアリブを加える場合は、初めにお肉を骨から外して、食べやすい大きさに切ったお肉を加えるようにします。
普通に骨付きのままでお肉を食べるスペアリブも美味しいですが、骨からお肉を外してチャーハンやラーメンなどに加えても美味しくいただけますので、お好みの料理に骨を外したお肉を加えて食べてみることもおすすめです。