メスティン料理 レシピ・作り方

メスティン料理 レシピ・作り方

メスティンとはアルミ製の飯盒(食器)のことを言います

Mess Tin

メスティンとは、アルミニウムで作られた飯盒(食器)のことを言います。
飯盒と言えば、日本では扁平な形をした「兵式飯盒」が有名です。

アウトドア料理で知名度があがった現代のメスティンは、一般的に一合のお米を炊くことができる、ほど良いサイズで作られており、丁度一人前程度のご飯を簡単に炊けることから、キャンプ飯のクッカー用品として人気が一気に高まりました。

そしてメスティンと言えばトランギア製の物が人気がありますが、キャプテンスタッグ製や山善製のメスティンも同様に人気があります。
メスティンで作る料理と言えば炊飯、つまり米を炊くことが定番メニューであり、メスティンで炊いたご飯は確かに美味しく感じられます。

炊飯専用のライスクッカーや、鋳鉄製のダッチオーブン、ココット鍋などで炊くご飯は、調理器具が本格的で美味しく炊けますが、メスティンで手軽に炊いたご飯も、美味しく感じられるのは興味深いですね(笑)

この項ではメスティンで炊くご飯の炊き方や、メスティンで作る炊き込みご飯などのレシピをひとつずつ実際に調理しながら、豊富な写真とともに随時更新していきますので、メスティン料理のレシピ、作り方の一助としてご覧ください。

トランギア製のメスティン

TR-210

Mess Tin | TRANGIA

トランギア メスティン TR-210
トランギア メスティン TR-210

トランギア(TRANGIA)は、スウェーデン発祥の調理器具ブランドになります。
日本では、「Storm Cookers(ストームクッカー)」や「Mess tins(メスティン)」などが定番アイテムになります。
なかでもトランギア製のメスティンは、アウトドア料理やキャンプ飯、登山に興味のある方にはとても人気があり、メスティンブームの火付け役となったことでも知られております。

トランギアのメスティンは、幅:17cm(ハンドルを除く) 奥行き:9.5cm 高さ:6.2cm、重量:150g、容量:750ml、材質:本体 アルミ製 (無垢)、の仕様になります。
こちらのメスティンは、取っ手を本体上部に畳めるように設計がされております。
本体とフタのフチには少しバリがありますので、紙ヤスリを使って軽くヤスリをかけバリ取りをするとなめらかになります。

最近ではメスティンは炊飯だけではなく、色々なおかずを作れる調理器具としても人気があり、たくさんのメスティンレシピも考案されておりますので、実に興味深いアウトドア料理、キャンプ飯のジャンルのひとつです。

キャプテンスタッグ製のメスティン

アルミ角型クッカー

Mess Tin | CAPTAIN STAG

キャプテンスタッグ メスティン アルミ角型クッカー
キャプテンスタッグ メスティン アルミ角型クッカー

キャプテンスタッグでは、「アルミ角型クッカー」の商品名でメスティンが販売されております。
こちらのメスティンも当然ですがアルミ製で、容量は1.0リットル、重量は約185gになります。
サイズは、約 幅170mm(ハンドルを除く) 奥行115mm 高さ65mm です。
こちらのメスティンは、取っ手を本体の両脇に畳むように設計がされております。

さて、キャプテンスタッグも最近のキャンプ飯の流行を鑑み、メスティンをラインナップしましたね。
母体が「パール金属株式会社」になりますので、キャプテンスタッグのメスティンはしっかりした作りだと感じました。
キャプテンスタッグのアウトドア用品は、どれも作りに安心感があって頼りになります。
こちらのメスティンも、本家のトランギアメスティンと同等のアルミ製飯盒になりますので、
問題無く色々なメスティンレシピを楽しむことができます。

山善製のメスティン

MESS-1

Mess Tin | YAMAZEN

山善 メスティン MESS-1
山善 メスティン MESS-1

写真は、山善製のメスティンになります。
素材はアルミ製で最大容量は約850ml、重量は約160gになります。
本体サイズは、約 幅170mm(ハンドルを除く) 奥行95mm 高さ60mm です。

こちらのメスティンは、取っ手を本体上部に畳めるように設計がされております。
山善と言えば家電製品でお馴染みのメーカーになりますが、Campers Collection というタイトルにて、たくさんのアウトドアグッズの商品も展開しております。

テントはもちろんテーブルやチェアまで、幅広く販売しており、メスティンは行楽用品として、ラインナップされております。
山善製のメスティンも、本家のトランギア メスティンと同等の商品になりますので、こちらのメスティンでも、いろいろなメスティン料理を楽しめます。

メスティンで米を炊いてみよう

メスティン MESS-1(山善)

Mess Tin | YAMAZEN

メスティンで米を炊いてみよう
メスティンで米を炊いてみよう

山善製のメスティン「MESS-1」を使ってお米を炊いてみました。
このメスティンは、初めてメスティンを購入した第一号の所有メスティンになり、かなり使い込んでいますが今でも現役ですので耐久性もあるかと思われます。

こちらのメスティンも、白米の炊飯はもちろんパスタ料理でもいろいろと活躍しております。
メスティンを使った炊き込みご飯などの米料理や、パスタ料理は定番メニューのひとつになりますので、今後は「お米の炊き方」以外のそれらのレシピも、掲載予定になりますので、レシピをいろいろと探求中です。

メスティンを使ったご飯の炊き方

How to Cook Rice | Recipe

調理器具
メスティン MESS-1
材料
1合分
米 1合(約180cc)(約180ml)(約150g)
水 1カップ(200ml)

【1】お米は洗って30分ほど水に浸しておく。

【2】メスティンに洗ったお米と水 1カップ(200ml)を入れてフタをし、弱火で20分程度炊きます。
※沸騰してくるとフタが浮いてくることがありますので、その場合は石などの重しを乗せるようにします。
※炊きあがりの目安は、パチパチとメスティン内部から音がしてきますので、このパチパチ音を目安に火を消します。

【3】火を消して、メスティンを火からおろし、フタをしたままメスティンをタオルなどでくるみ、フタが外れないよう注意しながらひっくり返し、10分~15分ほど蒸らして出来上がりです。

【4】蒸らした後は、軽くご飯をほぐしてから頂きましょう。

※軍手などをして、火傷に注意しながら調理を行いましょう。
※実際に何度か炊いてみて、好みの水加減が決まったら、ハンドルを固定するリベットの位置を目安にして、水を入れる量を覚えておくと便利です。

メスティンで作る鶏五目炊き込みご飯

メスティンで作る炊き込みご飯

Gomoku Rice(Gomoku Gohan) | CAPTAIN STAG

メスティンで作る鶏五目炊き込みご飯
メスティンで作る鶏五目炊き込みご飯

写真はキャプテンスタッグ製のメスティン「アルミ角型クッカー」で作った鶏五目炊き込みご飯です。
普通に炊飯と手順はほぼ同じなので、炊き込みご飯で使う具材と調味料さえ用意できれば、後はいつも通りに米を炊くレシピと同じです。

炊き込みご飯では、調味料の水分がプラスされますので、白米を炊く時よりも水の分量を調味料分減らすことがポイントです。
今回は、1合分の炊き込みご飯を作りましたので、普段白米を炊く時の水分、200mlより、すこし減らして190mlにしてみました。

下記にメスティンで作った鶏五目炊き込みご飯のレシピを掲載しておりますので、宜しければご覧ください。

メスティンを使った鶏五目炊き込みご飯の作り方

Gomoku Rice(Gomoku Gohan)Recipe

調理器具
メスティン(キャプテンスタッグ アルミ角型クッカー)
フライパン 小さめ
★材料 1人分(米1合分)★
米 1合(150g)
出し汁 190ml
鶏もも肉 30g
ごぼう 8g
にんじん 8g
しいたけ 1個
油揚げ 1/6枚
こんにゃく 5g
★調味料★
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1/2
酒 大さじ1
塩 ひとつまみ

【1】お米は洗って30分ほど水に浸しておく。

【2】ごぼうはささがきにして水にさらしてあくを抜く。にんじん、こんにゃく、油揚げは短冊切り、しいたけは石づきを取って薄切りにします。

【3】鶏もも肉は塩を振り10分程度おきます。

【4】10分後、鶏もも肉の水気を軽く拭きとってから、油を引いたフライパンで皮側から皮目に焼き色が付くまで焼き、裏返して軽く焼き、火を消しフライパンを火からおろします。

【5】焼いた鶏もも肉の粗熱をとってから、食べやすい大きさで角切りにします。
※鶏肉を炊き込む前に軽く焼くことで、臭みを軽減させて香ばしさが加えられ、風味が良くなります。

【6】メスティンに米、出し汁、調味料を入れ軽く混ぜ合わせ、【2】、【4】を乗せて平らにしてフタを閉める。

【7】弱火で20分程度炊きます。
※沸騰してくるとフタが浮いてくることがありますので、その場合は石などの重しを乗せるようにします。
※炊きあがりの目安は、パチパチとメスティン内部から音がしてきますので、このパチパチ音を目安に火を消します。

【8】火を消して、メスティンを火からおろし、フタをしたままメスティンをタオルなどでくるみ、フタが外れないよう注意しながらひっくり返し、10分~15分ほど蒸らします。

【9】蒸らした後は、ご飯と具材を混ぜて出来上がりです。

※軍手などをして、火傷に注意しながら調理を行いましょう。
※実際に何度か炊いてみて、好みの水加減が決まったら、ハンドルを固定するリベットの位置を目安にして、水を入れる量を覚えておくと便利です。

メスティンで作るサフランライス

メスティンで炊くサフランライス

Saffron Rice Recipe

サフランライスで使うサフラン
サフランライスで使うサフラン

サフランを用意すれば、メスティンを使ってサフランライスを炊くことができます。
サフランは、スパイス、またはハーブとして料理に使われています。
ウコン(ターメリック)に比べて少し高価なスパイスになりますが、サフラン特有の色合いはとても綺麗です。

サフランを使ったサフランライスは、カレーとの相性が抜群です。
ターメリックライスもカレーに使われることが多いですが、サフランライスでも美味しくいただけます。
メスティンでもターメリックライスと同様にサフランライスが炊けますので、お好みでウコンかサフランかをお選びください。


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