豚肉と野菜と味噌の汁物
Pork & Vegetable Miso Soup | Tonjiru
豚汁は豚肉と野菜とを煮た味噌風味の汁物、スープ料理になります。
英語では「Pork & Vegetable Miso Soup」とも呼ばれ、海外でも認知度が高まりつつあります。
日本では、単品料理として豚汁定食がメニューにあるお店もあり、看板料理として人気があります。
とくに寒い冬の時期では炊き出しなどで、お祭りや観光名所、スキー場などで振る舞われることもあります。
冬キャンプでは豚汁は必須と言えるほど人気のあるキャンプ料理になり、ダッチオーブンで作る豚汁は、みんなに喜ばれますよ(笑)
冬に食べる温かい豚汁は、体も心も温まる日本料理の定番ですね。
ココット・ロンドを使った豚汁のレシピ
基本の豚汁の作り方
Pork & Vegetable Miso Soup | Recipe
豚汁は日本の冬には欠かすことの出来ない定番メニューのひとつです。
作り方もそれほど難しくはなく、炊き出しやキャンプ飯などのアウトドア料理でも手軽に作れることがポイントです。
寒い冬の定番料理になりますので、豚汁作りの一助として下記のレシピをご覧ください。
調理器具 |
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ココット・ロンド 20cm(ル・クルーゼ) |
材料 4人分 |
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豚バラ肉 (薄切り)200g 里芋 4個 大根 5cm(150g) にんじん 1/3本 ごぼう 1/3本 こんにゃく 1/3枚(100g) 油揚げ 1/2枚 しめじ 40g ごま油 大さじ1 |
★調味料★ 出し汁 600ml(加熱した出し汁) 味噌 大さじ3 醤油 大さじ1/2 ★仕上げ★ 生姜 1片 長ネギ 適量 七味唐辛子 少々 |
【1】豚肉は一口大に切る。
【2】里芋は皮をむいて塩で揉んでぬめりを取り、水洗いして輪切りに、ごぼうはささがきにして10分ほど水にさらしておく、大根、にんじんはいちょう切り、しめじは子房に分ける。
こんにゃくはお湯で2分から3分ほど下茹でし、5mmの厚さで切り、正方形に切る。
油揚げは短冊切りにします。
【3】ココット鍋にごま油 大さじ1を引き、中火(弱め)にして、豚肉を色が変わるまで炒め、【2】の材料を加えて全体に油がまわる程度に炒める。
【4】全体に油がまわったら、出し汁(600ml)を沸騰直前まで加熱してからココット鍋に加えます。
※ココット鍋やダッチオーブンなどの鋳鉄製調理器具は、急激な温度の変化に弱いので、出し汁(600ml)は、冷めたものを使わずに、必ず沸騰直前まで加熱した出し汁を冷める前にそのままココット鍋や、ダッチオーブンに入れて下さい。
【5】強めの中火でひと煮立ちさせてから弱火にして、アクを取りながら10分煮込みます。
【6】味噌、醤油を加え、再び5分ほど煮込んだら、火を消して出来上がりです。
【7】器に盛り、千切りにした生姜、刻んだ長ネギを散らして、お好みで七味唐辛子を振り、お召し上がりください。
※ココット鍋やダッチオーブンなどの鋳鉄製調理器具は、急激な温度の変化に弱いので、出し汁(600ml)は、冷めたものを使わずに、必ず沸騰直前まで加熱した出し汁を冷める前にそのままココット鍋や、ダッチオーブンに入れて下さい。
※ココット鍋やダッチオーブン本体は、蓄熱性に優れていますので、調理中に触れて火傷をしないよう十分ご注意下さい。
卓上IH調理器 KZ-PH34 と ココット・ロンド 20cm
IHクッキングヒーターと鋳物ホーロー鍋を使った調理
Panasonic KZ-PH34 | Cast Iron Round Casserole 20cm
ル・クルーゼの「ココット・ロンド 20cm」は、パナソニックの卓上IH調理器「KZ-PH34」で使用可能な鍋になります。
卓上IH調理器「KZ-PH34」の自動炊飯モードを使うと、簡単に「ココット・ロンド 20cm」でお米が炊けます。
「ココット・ロンド 20cm」は、3合までのお米を炊くことが出来ます。
「KZ-PH34」は、「ココット・ロンド 20cm」の他にも、ストウブの「ピコ・ココット ラウンド」20cmも、自動炊飯モードでお米を炊くことが出来ます。
普通の炊飯器で炊くご飯も美味しいですが、「KZ-PH34 と ココット・ロンド 20cm」で炊いたご飯もとても美味しくいただけます。
卓上IH調理器「KZ-PH34」は、普通の加熱調理も、火加減が細かく設定できますので、豚汁などの汁物の調理も簡単に行えます。
鋳物ホーロー鍋の「ココット・ロンド 20cm」は、IHクッキングヒーター「KZ-PH34」に対応していますので豚汁の調理が行えます。
また、IHクッキングヒーター「KZ-PH34」に対応したダッチオーブンであれば、ダッチオーブンも使うことが出来ます。
※お持ちのダッチオーブン鍋がIHクッキングヒーター「KZ-PH34」で使用できるかどうかは、「使用するダッチオーブンの取扱説明書」と「KZ-PH34の取扱説明書」の両方を必ず照らし合わせてご確認ください。
「KZ-PH34」の気になる消費電力ですが、「ココットロンド 20cm」や一般的なダッチオーブンなどの鋳鉄製の調理器具は、基本的に中火以上で調理をすることががほぼないので、消費電力は700w(中火)まででおさえられるかと思います。
普通のステンレス鍋などでは強火で調理することもあるかと思いますが、そのような場合も「KZ-PH34」では「1000Wセーブ」の設定が行えますのでブレーカーの心配がすこし軽減されるかと思われます。
ダッチオーブンで作る豚汁
ダッチオーブンを使った豚汁作り
Cast Iron Dutch Oven | Tonjiru
写真は、キャプテンスタッグの「ダッチオーブン 22cm」を使って作った豚汁の写真です。
豚汁作りには鋳鉄製の調理器具であるダッチオーブンとの相性が抜群です。
豚汁の調理は、肉や野菜を炒めた後、出し汁と味噌などの調味料で煮込む料理になります。
ダッチオーブンは万能鍋と呼ばれるように、炒める、煮る、などの調理がひとつの鍋で行えますので豚汁の調理に向いています。
普通のステンレス鍋でも豚汁の調理はもちろん可能ですが、ダッチオーブンは蓄熱性、そして熱伝導率にも優れますので、省エネで効率的に煮込むことが出来ます。
sdgsにおいても、省エネルギーは重要な項目として取り上げられておりますので、調理器具から始める省エネも規模は小さいですが環境問題への意識を高めることにつながるかと思います。
ル・クルーゼの「ココット・ロンド 20cm」の容量は約2.4L、キャプテンスタッグの「ダッチオーブン 22cm」の容量は約2.8L、どちらも容量が同程度になりますので、上記の豚汁レシピの分量で「ダッチオーブン 22cm」でも同じように調理が出来ます。
ル・クルーゼの「ココット・ロンド 20cm」はIHクッキングヒーターを使って自宅で豚汁を作る時に、キャプテンスタッグの「ダッチオーブン 22cm」はキャンプ場などのアウトドア料理で、竈(かまど)やダッチオーブンが使える焚き火台やカセットコンロで豚汁を作る時に使うことが多いです。
青空の元、炊き出しやキャンプ飯などのアウトドア料理でダッチオーブンを使って作る豚汁は、とても美味しく感じられます。
とくに寒い時期に行う冬キャンプでは定番料理のひとつになります。
他にもビーフシチューやクリームシチューなどもダッチオーブン料理では定番ですが、豚汁も人気があります。
豚汁は、ビーフシチューやクリームシチューなどのシチュー料理に比べて時短で手軽に調理が行えるのもポイントになります。
また、豚肉以外の野菜は基本的には定番の野菜を使いますが、お好みで季節の野菜を加えたり、いろいろと野菜を変えることも出来ますので、具材は融通が利きます。
ダッチオーブンを使った豚汁作りなど、水分の多い料理(汁物や炊飯)を作った後は、鍋を洗った後にはシーズニングをしっかり行っておくことが大切です。
豚汁の調理後は、鍋の取扱い欄を参考にしながら適切にダッチオーブンを洗ったのち、推奨されるシーズニングを行ってからダッチオーブンを保管するようにしましょう。