ビーフシチューのレシピ・作り方

ビーフシチューのレシピ・作り方 デミグラスソースの煮込み料理

ダッチオーブンやココット・ロンドで作るビーフシチュー

Beef Stew | Cast Iron Dutch Oven | Cast Iron Round Casserole

ビーフシチューは、一般的には牛肉をニンジンやタマネギなどの野菜とともに、デミグラスソース(ドミグラスソース)や赤ワインで煮込んだ料理になります。
牛肉をトマトなどと煮込む料理は世界にはたくさんのレシピがあり、ビーフシチューの発祥地はこの国だと定めるのは少し難しいとは思いますが、ヨーロッパ地方が発祥だと言うことで間違いは無いでしょう。

ビーフシチュー作りでは、市販のルウを使うと手軽で便利ですが、デミグラスソースを使ったビーフシチューのレシピもなかなか美味しく作れます。
また、赤ワインもビーフシチュー作りではよく使われますので、赤ワインを使うレシピはより本格的な印象があります。

このページでは、「ダッチオーブン」や「ココット・ロンド」などの鋳鉄製の鍋を使って作る、ビーフシチューのレシピを掲載しておりますので、ビーフシチュー作りの一助としてご覧ください。

ビーフシチューを鋳鉄製の鍋で作る

Beef Stew Recipes

調理器具
ココット・ロンド 20cm(ル・クルーゼ製)
または、
ダッチオーブン 22センチ(キャプテンスタッグ製)
★材料4人分★
牛肉(シチュー用)「牛肩ロース、牛モモ肉など」 300g
デミグラスソース 1缶(290g)
ジャガイモ 3個
タマネギ 1個
ニンジン 1/2本
マッシュルーム 4個
★調味料とスパイス★
お湯 600ml(固形スープの素(コンソメ) 1個(5.3g)(顆粒では小さじ2)を溶かしておく)
赤ワイン 1カップ
バター 20g
オリーブオイル 大さじ2
トマトケチャップ 大さじ2
ローリエ 1枚
塩 少々
胡椒 少々

★仕上げ★
生クリーム お好みで

【1】牛肉、ジャガイモ、ニンジンはひと口大に切る。 タマネギはくし形切り、マッシュルームは石づきを取って半分、または4等分に切る。
【2】鍋にオリーブオイル大さじ2を引いて、中火(弱め)で牛肉に焼き色が付くまで炒める。
【3】次にバター、タマネギ、ニンジン、マッシュルームを鍋に加えて炒め合わせ、タマネギがしんなりしてきたら赤ワインを少しずつ加え、煮立ててアルコール分を飛ばす。
【4】コンソメを溶かしておいたお湯600mlとジャガイモ、ローリエを鍋に入れ、沸騰したら弱火にし、アクを取りながら30分ほど煮込む。
【5】デミグラスソース、トマトケチャップを加えフタをして、時々かき混ぜながらさらに50分ほど煮込み、ローリエを取り出して、塩胡椒で味を調えて、火を消して出来上がりです。
【6】器に盛り付け、お好みで生クリームをかけてお召し上がりください。

※「ココット・ロンド」や「ダッチオーブン」などの鋳鉄製調理器具は、急激な温度の変化に弱いので、コンソメを溶かしておいた「お湯 600ml」は、水ではなく必ずお湯を冷めないうちに使って下さい。
※ダッチオーブンやココット鍋の本体は、蓄熱性に優れ高温になりますので、調理中に触れて火傷をしないよう十分ご注意下さい。

ビーフシチュー作りで使う調理器具

ダッチオーブンで作ったビーフシチュー
ダッチオーブンで作ったビーフシチュー
ココット・ロンド 20cm(ル・クルーゼ製)で作ったビーフシチュー
ココット・ロンド 20cm(ル・クルーゼ製)で作ったビーフシチュー

ビーフシチューの調理では、「ココット・ロンド 20cm(ル・クルーゼ製)」または「ダッチオーブン 22センチ(キャプテンスタッグ製)」をよく使っています。
どちらの鍋でも4人分のビーフシチュー作りに最適なサイズだと思います。
ル・クルーゼの「ココット・ロンド 20cm」の容量は約2.4L、キャプテンスタッグの「ダッチオーブン 22cm」の容量は約2.8L、どちらも容量が同程度になりますので、上記のビーフシチューのレシピの分量で同じように調理が出来ます。

鍋の素材はどちらも鋳鉄製の鍋になりますが、「ココット・ロンド 20cm(ル・クルーゼ製)」は鋳物ホーロー鍋になりますので、さらにエナメルコーティングが施されておりますので、使い勝手としては、一般的な鋳鉄製のダッチオーブンほど取扱い(シーズニングや防錆)には気を使わなくて済む点が人気のポイントです。
ただし、鋳物ホーロー鍋には、エナメルコーティングが施されておりますのでその分価格は少し高くなります。

一方「ダッチオーブン 22センチ(キャプテンスタッグ製)」は、定期的にシーズニングを施す必要がありますので、日頃から錆には注意が必要ですが、コストパフォーマンスは良いと思われます。

どちらの鍋も、ビーフシチュー作りなどの煮込み料理には最適な調理器具です。
もちろん普通のステンレス鍋でも、ビーフシチューの調理は可能ですが、ダッチオーブンなどの鋳鉄製調理器具は、蓄熱性、保温性、そして熱伝導率にも優れますので、省エネで効率的に食材を煮込むことが出来ます。

SDGs(エスディージーズ)においても、省エネルギーは重要な項目として取り上げられておりますので、調理器具から始める省エネも規模は小さいですが環境問題への意識を高めることにつながるかと思います。
そして鋳鉄製調理器具は、とても長持ちする調理器具としても知られておりますので持続可能な調理器具であると言えますね。

ル・クルーゼの「ココット・ロンド 20cm」は、IHクッキングヒーターなどを使ってご家庭でビーフシチューを作る時にはぴったりです。
キャプテンスタッグの「ダッチオーブン 22cm」は、キャンプ場などのアウトドア料理で、竈(かまど)やダッチオーブンが使える焚き火台やカセットコンロでビーフシチューを作る時に使うことが多いです。
とくに寒い時期に行う冬キャンプや催し物などのイベントでは、ビーフシチューなどのシチュー料理はとても人気があり定番料理のひとつになります。

ビーフシチューポットパイ

ビーフシチューポットパイ
ビーフシチューポットパイ

Beef Stew Pot Pie

ビーフシチューポットパイは、ビーフシチューをココットに入れてパイ生地で蓋をしてオーブンで焼いた料理になります。
ビーフシチューは、そのまま食べても美味しいですが、焼いたパイ生地と一緒に食べるスタイルも人気があります。

作り方もとても簡単で、オーブン調理に対応している耐熱性のあるココット容器にビーフシチューを入れてパイ生地で蓋をしてオーブンで焼くだけです。
美味しく作るコツは、パイ生地はビーフシチューをしっかり冷ましてから被せるようにします。
ビーフシチューが温かいままだと、被せたパイ生地が焼きあがる前に熱で垂れてしまうことがありますので、パイ生地をかぶせるときにはシチューをしっかり冷ましておく必要があります。

パイ生地は円形の抜き型を用意して生地を丸く抜きます。
写真のポットパイではお茶碗を抜き型として代用して使っています。
抜いたパイ生地には溶き卵を塗って、ココットとしっかり生地が密着するようにしています。
被せる面にはココットと生地がしっかり付くように外周だけ塗って、表面には全体的に溶き卵を塗って、焼き上がり後に綺麗な焼き色が付くようにしています。

今回はビーフシチューを使ったポットパイを作りましたが、クラムチャウダーでも美味しくいただけますのでクラムチャウダーポットパイもお勧めです。

※ココット容器はオーブン調理に対応している耐熱容器をご利用ください。


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