スペアリブのレシピ ダッチオーブンでの作り方

スペアリブのレシピ ダッチオーブンでの作り方

ダッチオーブンを使ってスペアリブを作ろう

Cast Iron Dutch Oven | Spare Ribs

ダッチオーブンを使ったスペアリブの作り方と、骨から外したスペアリブのお肉を使ったサンドイッチなどのレシピを掲載しております。
スペアリブは、豚の肋骨を使った肉料理になります。
本場のアメリカでは、BBQの三大料理(スペアリブ、プルドポーク、ブリスケット)のひとつになり、スペアリブ作りのコンテストが開かれるほど、奥が深くて人気のある豚肉料理になります。

スペアリブの味付けは、本場のアメリカではスパイスを豊富に使ったスパイシーなレシピや、BBQソースをたっぷり使って焼いた定番レシピ、日本では醤油を使った照りのある和風スペアリブも人気があります。

このページでは、本場アメリカの基本的なスペアリブのレシピとともに、リブサンドや醤油ラーメンなど、スペアリブの食べ方も掲載しておりますので、皆さんのスペアリブづくりの一助に慣れれば幸いです。

スパイスとBBQソース味のスペアリブ

スパイスとBBQソース味のスペアリブ
スパイスとBBQソース味のスペアリブ

スパイスをすり込んだスペアリブ

Spare Ribs | Spices and BBQ Sauces

ダッチオーブンで作ったスペアリブの写真です。
使用したダッチオーブンは、キャプテンスタッグのダッチオーブン 22cmです。

スペアリブはダッチオーブン以外では、スキレットなどのフライパンで作るレシピや、オーブンレンジ用の天板にクッキングシートを敷いて焼くお手軽レシピも人気がありますが、ダッチオーブンを使ってじっくりローストしながら作るレシピが一番美味しく仕上がるかと思います。

スペアリブにすり込むスパイスは、「パプリカ」「ガーリックパウダー」「オレガノ」「クミン」「ブラックペパー」「レッドペパー」「岩塩」、
「ブラウンシュガー」などのスパイスをすり込みますが、お好みでスパイスミックスを探求することも面白いですよ。

ダッチオーブンにはロストルを敷いて、その上にスパイスをすり込んだスペアリブを乗せています。
ロストルを使ってスペアリブを浮かすことによって、お肉に直接ダッチオーブンの熱が加わらないようにするためと、ロストルを敷くことで余分な脂(肉汁)を落とすことが出来ます。

そして、好みのバーベキューソースをスペアリブにたっぷり塗って、ローストしていきますが、バーベキューソースは市販の物があると便利ですが、オリジナルのバーベキューソースを作ることもスペアリブ作りの楽しみのひとつですね。
自家製バーベキューソースは今後掲載予定です。

このようにしてダッチオーブンとオーブンレンジを使ったスペアリブは、じっくりローストして行く調理になりますので香りもよくジューシーに仕上がります。

特にスパイスを使ったとても有効な調理法になりますので、時間はかかりますが間違いなく美味しく仕上がります。
注意点としては、ローストに時間をかけすぎると、お肉が段々乾燥してパサついて来ますので、お肉の焼き上がり具合を観察しながら行うと良いです。

また、調理中はダッチオーブン鍋はかなり高温になりますので、耐熱オーブンミトンを使うなどして火傷に注意しましょう。

スパイスを擦り付けた焼く前のスペアリブ
スパイスを擦り付けた焼く前のスペアリブ

スペアリブの作り方

Spare Rib Recipes

調理器具
オーブンレンジ(付属していたオーブン用の天板も使用します)
ダッチオーブン 22センチ(キャプテンスタッグ製)
ロストル(ロストルとはダッチオーブンなどで使われる底網のことを言います。)
※ご利用されるダッチオーブンやロストルが、ご利用されるオーブンレンジで使用できるかを事前に必ずご確認ください。
材料 作りやすい分量
スペアリブ 4本程度(400gから500gほど)
※スペアリブの大きさによって、グラムは変わりますので、ダッチオーブンのサイズに合わせて下さい。
—お肉にすり込むスパイスと調味料—
オレガノ 小さじ1
クミン 小さじ1/2
レッドペパー 小さじ1/2
パプリカパウダー 大さじ1
セージ 小さじ1/2
ガーリックパウダー 小さじ1
岩塩 小さじ1/2
ブラウンシュガー 大さじ2
粗挽き黒胡椒 小さじ1/2
※スパイス類は、全てが必須と言う訳ではありませんので、ひとつの目安として、お好みで追加したり減らしたりすると良いです。

—バーベキューソース—
お好みの市販品BBQソース

【1】ボウルに「お肉にすり込むスパイスと調味料」を入れて混ぜ合わせ、調理用バットにのせたスペアリブ全面にすり込む。

【2】調理用バットごとラップをして冷蔵庫で半日から一晩、漬け込む。

【3】ダッチオーブンの中にロストルを敷き、ロストルの上にスペアリブを並べる。
※骨の側を下に、肉の面を上にする。
※ロストルについて
・ロストルとはダッチオーブンなどで使われる底網のことを言います。
・ロストルを敷くことで余分な脂(肉汁)を落とすことが出来ます。
※ぎゅうぎゅうに入れると熱の通りが悪くなるため、少し余裕を持たせてバランスよくロストルの上にスペアリブを並べること。

【4】オーブンレンジに付属していたオーブン用の天板に、アルミホイルで軽くフタをしたダッチオーブンを乗せ、150度に予熱したオーブンレンジに入れ、じっくり60分焼く。(1回目の焼き)
※ご利用されるダッチオーブンやロストルが、ご利用されるオーブンレンジで使用できるかを事前に必ずご確認ください。
※ダッチオーブン付属の蓋は使用せずに、蓋はアルミホイルを軽くかぶせるようにしてください。

【5】ダッチオーブンを天板ごと取り出して、スペアリブを取り出し、好みのBBQソースを料理用の刷毛を使って全面にたっぷり塗ります。
※アルミホイルのフタを開ける際は、熱い蒸気にご注意ください。

【6】BBQソースを全面に塗ったスペアリブを再びロストルの上にのせて、ここからはアルミホイルのフタはせずに天板に乗せてオーブンレンジに戻します。

【7】オーブンレンジの温度を180度に変更し、予熱はせずにそのまま20分焼きます。(2回目の焼き)

【8】ダッチオーブンを天板ごと取り出して、スペアリブを取り出し、たっぷりBBQソースを全面に塗り、スペアリブを裏返して(骨の側を上に、肉の面を下に)再びロストルの上に並べる。

【9】ダッチオーブンを天板に乗せて、オーブンレンジに戻し、180度の設定のままで20分焼きます。(3回目の焼き)

【10】ダッチオーブンを天板ごと取り出して、スペアリブを取り出し、たっぷりBBQソースを全面に塗り、スペアリブを裏返して(骨の側を下に、肉の面を上に)再びロストルの上に並べる。

【11】ダッチオーブンを天板に乗せて、オーブンレンジに戻し、180度の設定のままで20分焼きます。(4回目の焼き)
※つまり、150度で60分、180度で20分を3回、バーベキューソースを塗って焼いてを繰り返します。
※オーブンレンジの機種によって、庫内の温度に差が出ることがありますので、オーブンレンジの設定温度や焼き時間は、お肉が中心部までしっかり焼けているか、焼け具合を確かめながら調整してください。

【10】4回目の焼きが完了したら、オーブンレンジの電源を切り、少し冷ましてから骨付きでそのままお肉を食べてもよし、骨からお肉を外してリブサンドにしたり、チャーハンに混ぜるなりお好みの食べ方でどうぞ。

※バーベキューソースは、たっぷり多めにつけて焼く方が、仕上がりの照りが出やすくなります。
※オーブンレンジの機種によって、庫内の温度に差が出ることがありますので、オーブンレンジの設定温度や焼き時間は、お肉が中心部までしっかり焼けているか、焼け具合を確かめながら調整してください。
※スペアリブは熱が加わってくると、段々とお肉が柔らかくなってきますので、トングなどを使ってお肉をつかむ際は、お肉が骨から外れて崩れてしまわぬよう優しく扱いましょう。
※ダッチオーブンは蓄熱性に優れ、熱すると非常に高温になりますので、調理の際には火傷には特に注意が必要です。
※ご利用されるダッチオーブンやロストルが、ご利用されるオーブンレンジで使用できるかを事前に必ずご確認ください。
※ダッチオーブン付属の蓋は使用せずに、蓋はアルミホイルを軽くかぶせるようにしてください。
※アルミホイルのフタを開ける際は、熱い蒸気にご注意ください。

ダッチオーブンにかぶせたアルミホイルのフタ
ダッチオーブンにかぶせたアルミホイルのフタ

ダッチオーブンにかぶせるアルミホイルのフタは、写真のようにアルミホイルをダッチオーブンに軽くかぶせるようにしてフタをします。

スペアリブを使ったサンドイッチ

スペアリブを使ったサンドイッチ
スペアリブを使ったサンドイッチ

スペアリブサンドイッチのレシピ

スペアリブを使ったサンドイッチの具材
材料 一人分
食パン 二枚
コールスロー 適量
スペアリブ 骨から肉を外しておきます
チェダーチーズ(生で食べられるものを使う)

スペアリブを使ってリブサンドを作る

BBQ Pork Rib Sandwich | Cast Iron Dutch Oven

ダッチオーブンで作ったスペアリブは、肉を骨から外してサンドイッチにしても美味しいですよ。
スペアリブを骨から外してお肉をサンドしたリブサンドは、食べ応え抜群でまさにアメリカンテイストです(笑)

スペアリブサンドイッチのレシピはとても簡単です。
スペアリブは骨から外して好みのソースでお肉に味付けしますが、一般的にはやはりBBQソース味が定番ですね。
スペアリブ自体にも味付けはしておりますが、食パンでサンドする場合はBBQソースをさらに塗るとより風味豊かに仕上がります。

次にコールスロー作りに取り掛かります。
コールスローは千切りキャベツの他に、ニンジンの千切りも加えると彩り豊かに仕上がります。
コールスローはアメリカを代表するサラダの種類のひとつになり、調理方法もご家庭によって色々あるようなので、好みのレシピで仕上げると良いでしょう。

サンドする食パン二枚には、片面にそれぞれ辛子バターを塗っておき、コールスロー、骨から外してBBQソースを絡めたスペアリブのお肉、チェダーチーズ(生で食べられるものを使う)の順にパンに乗せて、最後にもう一枚の食パンで挟んで出来上がりです。

スペアリブのスパイスの香りとBBQソースの濃厚な味わい、そしてコールスローの爽やかな風味とが抜群のサンドイッチになります。
スペアリブを使ったリブサンドは、かぶりついて食べる骨付きのスペアリブとは違った食べ方が出来るのでお試しください。

スペアリブチャーハン

スペアリブチャーハン
スペアリブチャーハン

スペアリブを使ったチャーハン

Spare Ribs Fried Rice | Cast Iron Dutch Oven

チャーハンは一般的には焼豚(チャーシュー)で作りますが、スペアリブをチャーハンに加えても美味しくいただけます。
レシピとしては、骨から外したスペアリブのお肉を、チャーハンに加えて炒めるだけです。
スペアリブの作り方や味付けによって、チャーハンがスパイシーに仕上がります。

スペアリブには軟骨や骨のかけらが付いて残っていることもありますので、お肉を骨から外してチャーハンにする時は、軟骨や骨のかけらを取り除きながら外していきます。

チャーハンの盛り付け方は、やはりごはん茶碗などのお椀にチャーハンをたっぷり入れて、ひっくり返してお皿に丸く盛り付ける方法が一番気に入っています。
チャーハンを丸く盛り付けるやり方は伝統ですかね(笑)

スペアリブを作ったときは、いつも多めに作っておいて、チャーハンなどでも食べられるように、作り置きをすることもオススメです。

スペアリブを使った醤油ラーメン

スペアリブを使った醤油ラーメン
スペアリブを使った醤油ラーメン

スペアリブをラーメンにトッピング

Spare Ribs Ramen

スペアリブを骨から外して醤油ラーメンにトッピングをした写真です。
ご存知の方も多いと思いますが、スペアリブは骨から外してラーメンに入れると最高に美味しいですよ(笑)
以前はスペアリブは骨付きのままでお肉にかぶりついて、単品料理として食べることが普通だと思っていましたが、骨からお肉を外すと、色々な料理にスペアリブのお肉を使えますのでおすすめの食べ方です。

と言うことで、骨から外したスペアリブの肉を醤油ラーメンにトッピングしました。
スペアリブのスパイシーな風味と醤油ラーメンのスープとの相性が抜群ですね。
今まではスペアリブと同じくダッチオーブンで作った焼き豚や、煮豚(角煮)をラーメンにトッピングすることが多かったのですが、スペアリブでもラーメンと相性が良くて驚きました。
写真のスペアリブは、ダッチオーブンで作ったBBQソース味のスペアリブです。

パプリカパウダーで色付けしたり、たくさんのスパイスを使って調理しています。
今回は通常よりもBBQソースを塗る回数と分量を多めに仕上げましたので、普段よりもスペアリブの照り感が良い具合に仕上がっています。
ラーメンに入れるスペアリブは、スープにお肉を浸しますので、普段よりも少し濃い目の味付けでスペアリブを作ると、スープの濃い味に負けないトッピングになると思います。

ダッチオーブンのサイズの種類

ダッチオーブンのサイズの種類
ダッチオーブンのサイズの種類

キャプテンスタッグ ダッチオーブン 22cm

Captainstag | Cast Iron Dutch Oven 22cm

写真は、キャプテンスタッグの22cmのダッチオーブンになります。
キャプテンスタッグのダッチオーブンは、22cmの他に14cmのサイズのダッチオーブンも所有しております。

22cmのダッチオーブンは、数人分の料理をまとめて作ることが出来ますので、スペアリブやローストビーフなどの肉料理はもちろん、他にはボロネーゼやチリコンカンなどの、煮込み料理にも相性が良いので、家庭でもキャンプ場でも出番の多い調理器具になります。

ダッチオーブンのシーズニング

ダッチオーブンの取り扱い

Cast Iron Dutch Oven | Seasoning

ダッチオーブンは鋳鉄製の鍋になりますので、調理後に本体を洗った後は、油を薄く塗って保管する必要があります。

具体的なシーズニングの方法としては、スペアリブを作った後はダッチオーブンを十分に冷ました後、流水で、鍋に残った油や焦げ付いたスパイスなどを綺麗に洗い流します。

油分が多く残った場合は、温水を使うと作業が楽になります。
汚れを洗い流す際は、鋳鉄製の調理器具では基本的には洗剤を使わずに、お湯とタワシのみで洗うことが推奨されておりますが、衛生面が少し気になりますので、筆者の場合は少量の洗剤とタワシ、そして温水を使って洗うようにしています。

本体を洗う際は、天然素材でできた亀の子束子、または柔らかいスポンジを使って洗っています。
金属たわしはダッチオーブンやスキレットを傷めてしまいますので、使用しないようにしましょう。

汚れを洗い流した後は、本体に付いた水分を拭きとりコンロなどを使ってダッチオーブンを温めながらしっかり水分を飛ばします。
水分が飛んだ後、本体がある程度冷めるまで待ってからキッチンペーパーを使って油を塗り込みシーズニングの完了です。
油はオリーブオイルやショートニング、サラダ油などを使っています。

シーズニングの作業は火傷に注意をしながら作業を行いましょう。
調理してから暫くは、ダッチオーブンは高温になったままで冷めにくいので、十分に冷めてから鍋の洗浄とシーズニングとをするようにしましょう。

また、本体の洗浄後、水分を飛ばす為に軽くダッチオーブンをコンロを使って温めますが、少しの時間、火にかけただけでも本体は高温になりますので、油を塗り込む際にも火傷に注意しながらシーズニングを行いましょう。


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