ココット鍋を使った料理を楽しもう
LE CREUSET | Cast Iron Round Casserole(Enamelled Cast Iron) | Cocotte ronde en fonte émaillée
ル・クルーゼの「ココット・ロンド」を使って調理した料理とレシピとを掲載しております。
「LE CREUSET」(ル クルーゼ)は、フランス発祥の調理器具メーカーになります。
日本では「ココット・ロンド」と呼ばれるのル・クルーゼ社の鍋が特に有名です。
「ココット・ロンド 20cm」のサイズの目安としては、2人から4人分の調理に適しており、炊飯は3合までご飯を炊くことが出来ます。
煮込みなどの料理でも、4人分の料理をまとめて作るにはちょうど良いサイズですね。
料理の種類によっては、6人分位まで作り置きが出来そうですね。
鋳物ホーロー製の「ココット・ロンド」の特徴は、扱いやすい定番の丸い形をしており、鍋は熱伝導に優れムラなく調理をすることが可能で、フタも重さがありますのでうまみを閉じ込めた調理ができます。
鋳物で出来ておりますので、一般的なダッチオーブンなどの鋳鉄製調理器具の仲間になりますが、鋳物ホーロー鍋には、さらにエナメルコーティングが施されておりますので、使い勝手としては、鋳鉄製のダッチオーブンほど取扱い(シーズニングや防錆)には気を使わなくて済む点が人気のポイントです。
このページはル・クルーゼ製の「ココット・ロンド」を使って調理した料理とレシピとを、料理撮影をしながら公開しております。
鍋自体がフランス生まれの鍋になりますので、レシピはなるべくフランス発祥、またはフランス所縁の料理を掲載して行こうと思いますが、思いっきりアメリカ発祥では無いかと思われるレシピも有るかと思います(笑)
皆さんのココット・ロンドを使ったココットレシピの一助になれれば幸いです。
ココット・ロンド 20cm でガンボを作る
鋳物ホーロー鍋を使ったスープ料理
Gumbo | Cast Iron Round Casserole
ココット・ロンド 20cmを使ってガンボを作ってみました。
「ガンボ」は、アメリカ ルイジアナ州 発祥のスープ料理になります。
特徴としては、エビや貝などの魚介と、鶏肉やソーセージなどのお肉に、オクラと小麦粉でとろみを付けたスープになります。
ガンボはアメリカ発祥の料理として知られていますが、アメリカ大陸へ移民として渡ったフランス人たちの、「ブイヤベース」のレシピから生まれたスープ料理としても知られています。
オクラがスープに追加されたのは、奴隷として連れてこられたアフリカ人たちによるレシピのようで、ルイジアナ州では多様な食文化が混ざり合って「ガンボ」をはじめ、ケイジャン料理として有名な「ジャンバラヤ」などのスパイスを使った料理も発案されてきました。
ガンボは是非自分で作ってみたかったスープ料理でした。
まずガンボを提供するような料理店があまりないのがきっかけですが、世界のスパイス料理をいろいろと食べてきたので、ガンボも実際に作って味わってみたかったところです。
ココット・ロンド 20cm でクラムチャウダーを作る
鋳物ホーロー鍋を使ったスープ料理
Clam Chowder | Cast Iron Round Casserole
写真はココット・ロンド 20cm で作ったクラムチャウダーの料理写真です。
クラムチャウダーは、二枚貝を使ったアメリカ発祥のスープ料理のひとつになります。
特徴としては、貝は二枚貝を使い、本場のアメリアではホンビノスガイ(Quahog)を使うのが定番ですが、日本ではアサリを使うことが多い印象です。
最近では日本でもホンビノスガイの流通量が増えてきていますので、潮干狩りのシーズンなどではホンビノスガイを使ったクラムチャウダー作りも楽しめるようになりました。
スープはベシャメルソース(ホワイトソース)を水で薄めてゆるくしたスープになり、言い換えれば牛乳がベースとなったスープになります。
スープに関しては牛乳ベースの白いスープは「ニューイングランド風」、または「ボストンクラムチャウダー」、トマトベースの赤いスープは「マンハッタンクラムチャウダー」と呼ばれています。
今回はボストンクラムチャウダーを作っています。
ベシャメルソース(ホワイトソース)はソースパンで、クラムチャウダーはココット鍋で調理しています。
本場のアメリカでは、クラムチャウダー作りの大会「Clamchawder cook off」が開かれるほどクラムチャウダー作りが盛んで、アメリカでは他にも、スペアリブなどのレシピを競うBBQコンテストなどもあり、プロの料理人からアマチュア料理人まで、料理にかける熱量は見習いたいところです。
下記に我が家のクラムチャウダー作りのレシピを掲載しておりますので、クラムチャウダー作りの一助としてご覧ください。
ココット鍋を使ったクラムチャウダーの作り方
Boston Clam Chowder Recipe
調理器具 |
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ル・クルーゼ ココット・ロンド 20cm ソースパン(ベシャメルソース作り) |
材料 4人分 |
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あさり水煮缶 1缶(130gを目安に) ベーコンブロック 80g ジャガイモ 中 2個 タマネギ 1/2個 ニンジン 1/4本 セロリ 1/3本 バター 20g お湯(熱湯) 500ml ベシャメルソース クラムチャウダー4人分(下記のレシピを参照) |
—調味料とスパイス— 固形スープの素(コンソメ) 1個(顆粒で小さじ2) 白ワイン 大さじ2 ローリエ 1枚 塩 少々 胡椒 少々 —仕上げ— パセリ 適量 クラッカー 適量 |
【1】ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、セロリ、は1cm角に、ベーコンは1cm幅に切る。
【2】鍋にバター(20g)を入れて弱火で溶かし、中火(弱め)にしてベーコン、玉ねぎ、にんじんを加えて、しんなりするまで炒める。
【3】次にジャガイモ、セロリを加え全体を炒め合わせながら軽く炒める。
【4】鍋にお湯(熱湯)を入れて固形スープの素、ローリエを加え、中火で沸騰したら弱火にして、時々かき混ぜアクを取りながら10分ほど煮込みます。
※ココット・ロンドなどの鋳物ホーロー鍋は、急激な温度の変化に弱いので、お湯(熱湯)500mlは、水ではなく必ずお湯(電気ポットや電気ケトルなどで沸かした熱湯など)を冷めないうちに使って下さい。
【5】弱火のまま、別の鍋で作っておいたベシャメルソースを少しずつ溶かしながら加え、最後に白ワインとアサリを缶の汁ごと加えて、中火で焦がさないようにひと煮立ちさせる。
【6】ひと煮立ちさせた後は、弱火で希望の粘度になるまで煮て(約15分程度)、最後に塩、胡椒で味を調え、火を消して出来上がりです。
【7】器に盛り、パセリ、クラッカーを添えてお召し上がりください。
※ココット・ロンドなどの鋳物ホーロー鍋は、急激な温度の変化に弱いので、お湯(熱湯)500mlは、水ではなく必ずお湯(電気ポットや電気ケトルなどで沸かした熱湯など)を冷めないうちに使って下さい。
※ココット・ロンド本体は、蓄熱性に優れ高温になりますので、調理中に触れて火傷をしないよう十分ご注意下さい。
ベシャメルソースの作り方
Bechamel Sauce Recipe
調理器具 |
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ソースパン |
材料 クラムチャウダー 4人分 |
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牛乳 300ml 薄力粉 大さじ3 バター 30g |
—調味料とスパイス— 塩 ひとつまみ 胡椒 少々 ナツメグ 少々 |
【1】鍋にバターを入れ、弱火で溶かす。
【2】ふるっておいた薄力粉を加え、木べらでゆっくりかき混ぜながら炒める。
【3】牛乳を少しずつ加えてナツメグを少々振り入れ、焦がさないようになめらかになるまで混ぜ続ける。
【4】木べらを動かして、鍋底が見える程度にトロリとしてきたら塩、胡椒で味をととのえ火を消して、出来上がりです。
ココット・ロンド 20cm でチリソースを作る
鋳物ホーロー鍋を使ったソース作り
Chili Sauce | Cast Iron Round Casserole
ココット・ロンド 20cm で調理したチリソースです。
チリソースと言えば東南アジア(タイ)が発祥のチリソースがありますが、今回のレシピのチリソースは、チリドッグに乗せて食べるホットドッグで使うチリソースになります。
ホットドッグ用のチリソースは思いっきりアメリカの料理になり、フランス発祥の料理とはあまり関係がありませんが、鋳鉄製の調理器具であるダッチオーブンで作るということに関しては、鋳鉄製の鍋つながりであると言えます。
チリソースと言えば、アメリカのカウボーイたちが開拓時代にメキシコ料理にヒントを得て、テクス・メクス料理としてチリビーンズを作ったイメージが強いですね。
そして開拓時代の調理器具と言えば、鋳鉄製調理器具の代名詞ともいえる「ダッチオーブン」はあまりにも有名です。
と言う訳で、ココット・ロンドでもチリビーンズを作ってみようと思い、調理してみました。
ココット・ロンド 20cmを使ったチリソースの作り方(辛さ控えめ)
How to Make a Hot Dog Chili Sauce | Recipe
調理器具 |
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ココット・ロンド 20cm(ル・クルーゼ) |
材料 4人分 |
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牛挽き肉 300g ベーコン 100g 豆を入れる場合は、キドニービーンズ 200g オリーブオイル 大さじ2 トマトピューレ 1カップ お湯(熱湯) 1カップ ニンニク 2片 タマネギ 1個 |
★スパイス★ レッドペパー 小さじ1/2 セージ 小さじ1/3 クミン 小さじ1 オレガノ小さじ1 パプリカパウダー小さじ1 黒胡椒 小さじ1/2 ★調味料★ 塩 小さじ1/2 コンソメ 小さじ1 トマトケチャップ 大さじ3 イエローマスタード 大さじ1 ウスターソース小さじ1 ブラウンシュガー 小さじ1 |
【1】ココット・ロンド 20cmにオリーブオイルを大さじ2引きます。
【2】中火(弱め)にして、ベーコンをカリカリになるまで炒め、一度火を止めてベーコンを取り出す。(鍋に油は残しておく)
※ベーコンの油はねにご注意。
※ベーコンから出た脂を使って次の食材を炒めます。
取り出したカリカリベーコンは、チリソースのトッピングにしてもよし、サラダなどにトッピングしても良いかと。
【3】数分ココット・ロンド 20cmを冷ましてから弱火にして、粗みじん切りにしたニンニクを軽く炒め、中火(弱め)にしてみじん切りにした玉ねぎを加えしんなりするまで炒め、さらに牛挽き肉を加えて炒め合わせる。
【4】スパイスを全て加え、香りが立ってきたら、お湯(熱湯)を加え、トマトピューレ、コンソメの順に加えて煮る。
※豆(キドニービーンズ)を入れる場合は、この段階で鍋に加えます。
※ココット・ロンドなどの鋳鉄製調理器具は、急激な温度の変化に弱いので、お湯(熱湯)1カップは、水ではなく必ずお湯(電気ポットや電気ケトルなどで沸かした熱湯など)を冷めないうちに使って下さい。
【5】沸騰してきたら、コンソメ以外の調味料を全て加えて更に煮ていく。
【6】チリソースが希望の粘度になるまで煮て(約15分程度)、最後に塩で味を調え、火を消して出来上がりです。
※辛さを抑えたレシピになりますが、ホットをご希望の場合はレッドペパーの分量を増やして調整ください。
※ココット・ロンドなどの鋳鉄製調理器具は、急激な温度の変化に弱いので、お湯(熱湯)1カップは、水ではなく必ずお湯(電気ポットや電気ケトルなどで沸かした熱湯など)を冷めないうちに使って下さい。
※ココット・ロンド本体は、蓄熱性に優れ高温になりますので、調理中に触れて火傷をしないよう十分ご注意下さい。
—補足—
※フードプロセッサーを使って牛のミンチを作る場合は、牛肩ロース肉がおすすめです。
※牛肩ロース肉は、あらかじめ適当な大きさに切ってから、フードプロセッサーに入れてミンチにします。
※フードプロセッサーにかける時間を調整して粗挽きかそうでないかを決めます。
ココット・ロンド 20cm でブイヤベースを作る
鋳物ホーロー鍋を使ったスープ料理
bouillabaisse | Cast Iron Round Casserole
ココット・ロンド 20cmを使って作ったブイヤベースの写真です。
フランス発祥のスープ料理といえは「ブイヤベース」(Bouillabaisse)はあまりに有名ですね。
世界三大スープのひとつとして親しまれている、マルセイユ発祥の魚介ベースのスープ料理になります。
私もこの魚介を使った煮込み料理が大好きで、もう何度も繰り返し作ってきました。
本場フランスのお店で提供されるブイヤベースも食べてみましたが、とても美味しくて印象に強く残っています。
そして知人のお家に伝わるレシピのブイヤベースも、とても美味しくて驚きました。
流石はフランス、家庭で手軽に作ったはずのブイヤベースでも、そのクオリティの高さ、家庭料理も侮れません(笑)
写真のブイヤベースは、初めて調理した魚介たっぷりブイヤベースになります。
魚介は「有頭エビ」「イカ」「タラ」「タイのあら」「ムール貝」「アサリ」、野菜は「タマネギ」「ニンジン」「ジャガイモ」「セロリ」「ニンニク」、そしてタイムやローリエなどをブーケガルニに、サフランを使って時間をかけて、レシピとにらめっこしながらじっくり煮込んで作りました(笑)
とても時間をかけてじっくり慎重に作ったこともあり、とても美味しいブイヤベースが作れましたが、金銭的コスト、時間的コスト、など費用対効果としてはどうでしょうかね(笑)
今思い返せばそこまで几帳面に作る必要は無かったように思えます。
ブイヤベースは使う魚介やハーブを上手く使えば、ローコストでもっと手軽に時短で作れるようになりましたので、お手軽ブイヤベースのレシピがまとまり次第掲載予定です。
ココット・ロンド 20cm でポトフを作る
鋳物ホーロー鍋を使ったスープ料理
Pot_au_Feu | Cast Iron Round Casserole
ココット鍋で作る料理と言えば「ポトフ」は外せませんね。
ポトフはフランスの家庭料理のひとつとして人気があり、野菜とお肉のうまみが堪能できる煮込み料理、スープになります。
我が家では、旬のお野菜を使ったポトフが定番料理のひとつとしてよく食卓に上ります。
具材は「キャベツ」「ニンジン」「ジャガイモ」は定番ですね。
カブやタマネギも入れることが多いです。
季節ごとに旬のお野菜を選んで加えてみるレシピもおすすめです。
お肉は何と言ってもソーセージは人気ナンバーワンです(笑)
ソーセージの旨味と野菜の旨味が見事にマッチするスープ料理です。
ボイルするソーセージは、炒めたり焼いたりするソーセージとはまた違った味わいが楽しめます。
ココット鍋を使ったポトフの作り方
調理器具 |
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ル・クルーゼ ココット・ロンド 20cm |
材料 4人分 |
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キャベツ 1/4個 ニンジン 1本 タマネギ 1個 カブ 2個 ブロッコリー 1/2個 ジャガイモ 2個 ウインナーソーセージ 6本 120g程度 ベーコンブロック 100g 水 800cc |
★調味料とスパイス★ 固形スープの素(コンソメ) 2個(顆粒で小さじ4) 岩塩 適量 黒胡椒 適量 ローリエ 1枚 ★仕上げ★ 粒マスタード 適量 |
How to Make a Pot-au-Feu | Recipe
【1】野菜は食べやすい大きさにカットすれば良いかと思います。
※参考までに、キャベツ、タマネギはくし形切り、かぶは半分、ニンジン、ジャガイモはひと口大、ブロッコリーは小房に分ける、が基本です。
※ソーセージはそのまま、ベーコンブロックは食べやすい大きさの厚切りで切っておく。
【2】ココット鍋に水、固形スープの素、カットした野菜、ローリエを入れ、中火にかけ沸騰してから、弱火にして15分煮る。
【3】次にソーセージ、ベーコン、を加えて15分煮て、最後にブロッコリーを入れて3分ほど煮る。
【4】最後に塩コショウを加えて味を調え、ローリエを取り出し、火を消して、器に盛り付け粒マスタードを添えて出来上がりです。
ココット・ロンド 20cm で豚の角煮を作る
鋳物ホーロー鍋を使った豚肉の煮込み料理
Kakuni | Cast Iron Round Casserole
ココット・ロンド 20cm(ル・クルーゼ)で作った豚の角煮です。
豚の角煮は日本の料理になりフランス発祥の料理ではありませんが、たまには日本の料理も掲載したいと思いまして(笑)
ココット鍋は、熱伝導率と蓄熱性に優れておりますので、豚の角煮のようにお肉をじっくり煮込む料理では効率的に調理を行えます。
また、フタもすこし重量がありますので、圧力鍋とまではいきませんが、それなりに圧を加えた料理も可能です。
豚の角煮の作り方のポイントは、豚肉を焼いてから煮込むと肉の風味が良くなりますので、すこし焼き色を付けてから煮ることが基本です。
そして下茹でもしておくと、豚肉の余分な脂を落とすことが出来ますので、じっくり下茹でをすることも大切です。
これらの手順をしっかり守って調理した豚の角煮は、煮汁がとても良く染み込んで柔らかくジューシーに仕上げることが出来ます。
また、豚の角煮と言えば豚バラ肉が一般的ですが、豚肩ロース肉でも美味しく作ることが出来ます。
豚肩ロース肉の場合は、豚バラ肉よりも脂身が少なく赤身部分が多くなりますので、食べ応えもあり角煮の脂が苦手な方には特にお勧めします。
出来上がった豚の角煮は、白髪ねぎをのせて食べることも美味しいですが、チャーハンやラーメンに入れて食べても美味しいです。
角煮を単体で食べるもよし、チャーハンやラーメン、サンドイッチにして食べるもよし、お好みの食べ方で美味しくいただけます。
下記に豚の角煮のレシピを記載しておりますので、角煮作りのレシピの一助としてご覧ください。
調理器具 |
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ココット・ロンド 20cm(ル・クルーゼ) 両手鍋 容量3リットル程度 |
材料 4人分 |
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豚バラ肉(ブロック)、または豚肩ロース肉のどちらか 500g~600g ネギ 1本 生姜 一片 オリーブオイル 大さじ1 |
煮汁の材料 湯 300ml(熱湯) 紹興酒(無ければ料理酒) 1/2カップ(100ml) 醤油 大さじ4 みりん 大さじ2 砂糖 大さじ3 |
ココット鍋を使った豚の角煮の作り方
Kakuni Recipe
【1】豚肉を5cm角に切る。 ネギは白い部分と青い部分で切り分け、白い部分は白髪ねぎにする。 生姜は薄切りにしておく。
【2】ココット・ロンド 20cmにオリーブオイルを大さじ1引きます。
【3】中火(弱め)にし、角切りにした豚肉の表面を全面焼いて、旨味を閉じ込め火を消し、豚肉を一度取り出します。
※少し強めに表面を焼いておくと香ばしく仕上がります。
【4】ココット・ロンドとは別に用意した両手鍋(容量3L程度)に湯を沸かし、「表面を焼いた豚肉」「ネギの青い部分」「生姜の薄切り」を入れて、30分程度中火で下ゆでをしてアクを取りながら余分な脂と臭みを落とし、火を消します。
【5】空になったココット・ロンドを少し冷ましてから、ココット・ロンド内の余分な油や焼きかすを、キッチンペーパーなどを使って軽く拭きとり綺麗にします。
【6】まずは茹でた豚肉、そして「湯 300ml(熱湯)」の順番にココット・ロンドに入れていき、最後に残りの煮汁の材料を入れていきます。
※ココット・ロンドなどの鋳鉄製調理器具は、急激な温度の変化に弱いので、煮汁に使う「湯 300ml」(熱湯)は、「水 300ml」ではなく必ずお湯(電気ポットや電気ケトルなどで沸かした熱湯)を使って下さい。
【7】まずは中火(弱め)で煮て、煮立ったら落しブタをしてからフタをし、弱火で1時間ほど煮込みます。
【8】1時間が経過したら、仕上げに煮汁を少し煮詰めてお肉に照りが出てきたら、火を消して、豚の角煮の出来上がりです。
【9】お好みで白髪ねぎ、練りからしを添えてお召し上がりください。
※ココット・ロンドなどの鋳鉄製調理器具は、急激な温度の変化に弱いので、煮汁に使う「湯 300ml」(熱湯)は、「水 300ml」ではなく必ずお湯(電気ポットや電気ケトルなどで沸かした熱湯)を使って下さい。
※ココット・ロンドは蓄熱性に優れていますので、調理中に本体に触れて火傷をしないよう十分ご注意下さい。
※出来上がった料理は、ココット・ロンドの中に入れたままにすると、ココット・ロンドの錆びの発生原因に繋がってしまいますので、調理後はそのままココット・ロンドに入れておかずに、冷めてからタッパなどに移して保存するようにしましょう。
ココット・ロンド 20cm でもつ煮を作る
ココット・ロンド 20cm(ル・クルーゼ)を使って調理したもつ煮です。
もつ煮はキャプテンスタッグ製のダッチオーブン22cm で作ることが多かったのですが、ル・クルーゼのココット鍋でも同じように作れました。
ココット・ロンド 20cm(ル・クルーゼ)の容量は、約2.4リットル、
キャプテンスタッグのダッチオーブン 22cm の容量は、約2.8リットル、
両者ともにサイズも容量も似ていますので、使い勝手に大きな違いは無いかと思います。
鋳物ホーロー製の「ココット・ロンド」のは、鋳鉄製のダッチオーブンと同様に熱伝導率に優れますので、もつ煮などの煮込み料理にはとても重宝します。
ステンレス製の鍋などに比べると鍋の重量が大きく異なりますが、保温性に優れるところは大きなポイントだと感じます。
ココット・ロンド 20cm で白米を炊く
鋳物ホーロー鍋でご飯を炊く
Cook Rice | Cast Iron Round Casserole
白米を美味しく炊くために「ココット・ロンド 20cm 」を購入したと言っても過言ではありません。
そしてパナソニックのIHクッキングヒーター「卓上IH調理器 KZ-PH34」の「炊飯コース」は、「ル・クルーゼ シグニチャー ココット・ロンド 20cm」に対応しておりますので、IHクッキングヒーターを使ってご飯を炊くことが出来ます。
ル・クルーゼの「ココット・ロンド 20cm 」は、ご飯を炊くのにとても向いていて、簡単に甘みたっぷりの美味しいご飯が炊けます。
そして炊きあがったご飯が冷めてしまっても美味しさはそのままです。
試しに翌日に残ったご飯を使っておにぎりを作ってみましたが、本当に美味しさそのままです(笑)
それでは実際に「ココット・ロンド 20cm 」と「卓上IH調理器 KZ-PH34」を使ってご飯を炊いてみました。
ココット・ロンド 20cmの炊飯の目安は、3合が適しています。
調理器具 |
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ココット・ロンド 20cm パナソニック 卓上IH調理器 KZ-PH34 |
材料 3合(お茶碗約6杯分) |
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米 3合 水 3カップ(600ml) |
ココット・ロンド 20cm ご飯の炊き方
How to Cook Rice | Recipe
【1】お米は洗って30分ほど水に浸しておく。
【2】ココット鍋に洗ったお米と水 3カップ(600ml)を入れてフタをし、「卓上IH調理器 KZ-PH34」に乗せて、コースを「炊飯 1-3」でセットして炊く。
【3】炊きあがりは電子音で知らせてくれます。 時間は約40分になります。 ご飯が炊きあがったらすぐにほぐし、卓上IHの電源プラグをコンセントから抜きます。
※無洗米の場合は水の分量を通常よりも少し増やして炊いて下さい。
※炊き込みご飯の場合は、水と具材の分量に注意して炊きましょう。
栗ご飯 ココット・ロンド 20cm
鋳物ホーロー鍋で栗ご飯を炊く
Chestnut Rice Recipe(KuriGohan) | Cast Iron Round Casserole
ル・クルーゼの「ココット・ロンド 20cm」と、パナソニックのIHクッキングヒーター「卓上IH調理器 KZ-PH34」を使って炊いた栗ご飯です。
秋の味覚と言えば栗ご飯も人気があります。
栗ご飯はむき栗が用意できれば手軽に美味しく作ることが出来ますのでおすすめです。
栗の下処理も、栗を熱湯に浸けておくと皮をむきやすくなりますので、栗の下処理は時間に余裕をもって行うと良いです。
下記に栗ご飯のレシピを記載しておりますので、栗ご飯作りの一助としてご覧ください。
調理器具 |
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ココット・ロンド 20cm(ル・クルーゼ) パナソニック 卓上IH調理器 KZ-PH34 |
材料 4人分(米2合分) |
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米 2合 むき栗 200g 昆布 (5cm×5cm) 1枚 水 380ml 黒ごま 適量 |
—調味料— 醤油 小さじ1 みりん 小さじ1 酒 大さじ1 塩 ひとつまみ |
ココット鍋を使った栗ご飯の作り方
【1】お米は洗って30分ほど水に浸しておく。
【2】ココット鍋に米、水(380ml)、調味料を入れ軽く混ぜ合わせ、昆布、むいた栗を乗せてフタを閉める。
【3】「卓上IH調理器 KZ-PH34」にココット鍋を乗せて、コースを「炊飯 1-2」でセットして炊く。
【4】炊きあがりは電子音で知らせてくれます。 時間は約40分になります。
【5】ご飯が炊きあがったら、卓上IHの電源プラグをコンセントから抜きます。
【6】昆布を取り出し、炊きあがったご飯と栗を混ぜて出来上がりです。
【7】器に栗ご飯を盛り付け、お好みで黒ごまをふってお召し上がりください。
※むいた栗が大きい場合は半分か、3等分にして炊き込むと食べやすくなります。
※栗の下処理
栗を皮が付いたまま流水で軽く洗った後、大きめのボウルに入れて熱湯を注ぎ、30分程度、湯に浸しておきます。
30分後、ザルにあげて湯を切り、栗の粗熱が取れたら皮を包丁でむいて、水を入れたボウルに皮をむいた栗を30分程度浸してあくを抜きます。
鶏五目炊き込みご飯 ココット・ロンド 20cm
鋳物ホーロー鍋で五目ご飯を炊く
Gomoku Rice | Cast Iron Round Casserole
ココット・ロンド 20cm を使って鶏五目炊き込みご飯を作ってみました。
白米、鯛めし、と続く米料理です。
炊き込みご飯は普段から炊飯器で良く作っていましたが、ココット・ロンド 20cm を使って初めて炊いてみました。
「パナソニック 卓上IH調理器 KZ-PH34」も使って炊きましたが、白米の炊飯同様、簡単に炊けました。
鶏五目ご飯のポイントは、やはり鶏もも肉を焼いてから炊飯することですね。
以前は焼かずにそのまま炊飯していましたが、フライパンで少し焼いてから炊き込むと、風味が良くなった気がします。
鯛めしでもタイの切り身は焼いてから炊飯するレシピがお気に入りなので、鶏五目ご飯でも鶏肉を焼いてから炊き込む方が美味しくなりました。
下記に鶏五目ご飯のレシピを記載しておりますので、宜しければご覧ください。
鶏五目ご飯のレシピ
調理器具 |
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ココット・ロンド 20cm(ル・クルーゼ) パナソニック 卓上IH調理器 KZ-PH34 |
材料 4人分(米2合分) |
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米 2合(300g) 出し汁 370ml 鶏もも肉 40g ごぼう 15g にんじん 15g しいたけ 2個 油揚げ 1/3枚 こんにゃく 10g |
—調味料— 醤油 大さじ1 と 1/2 みりん 大さじ1 酒 大さじ2 塩 ひとつまみ |
ココット鍋を使った鶏五目炊き込みご飯の作り方
Gomoku Rice(Gomoku Gohan)Recipe
【1】お米は洗って30分ほど水に浸しておく。
【2】ごぼうはささがきにして水にさらしてあくを抜く。にんじん、こんにゃく、油揚げは短冊切り、しいたけは石づきを取って薄切りにします。
【3】鶏もも肉は塩を振り10分程度おきます。
【4】10分後、鶏もも肉の水気を軽く拭きとってから、油を引いたフライパンで皮側から皮目に焼き色が付くまで焼き、裏返して軽く焼き、火を消しフライパンを火からおろします。
【5】焼いた鶏もも肉の粗熱をとってから、食べやすい大きさで角切りにします。
※鶏肉を炊き込む前に軽く焼くことで、臭みを軽減させて香ばしさが加えられ、風味が良くなります。
【6】ココット鍋に米、出し汁、調味料を入れ軽く混ぜ合わせ、【2】、【4】を乗せて平らにしてフタを閉める。
【7】「卓上IH調理器 KZ-PH34」にココット鍋を乗せて、コースを「炊飯 1-2」でセットして炊く。
【8】炊きあがりは電子音で知らせてくれます。 時間は約40分になります。
【9】ご飯が炊きあがったら、卓上IHの電源プラグをコンセントから抜きます。
【10】炊きあがったら、ご飯と具材を混ぜて出来上がりです。
ココット・ロンド 20cm で鯛めしを炊く
鋳物ホーロー鍋で鯛めしを炊く
Sea Bream Rice | Cast Iron Round Casserole
「ココット・ロンド 20cm 」を使って炊いた鯛めしの写真です。
今回は、真鯛ではなくチダイを使って鯛めしを作りました。
「ココット・ロンド 20cm 」には、真鯛1尾を尾頭付きで入れるには鍋のサイズが小さいので、真鯛の場合は切り身1切れにすると、サイズが丁度良いかと思われます。
チダイの場合は切り身2切れほどが、炊き込むにはちょうど良いかと思います。
今回も白米と同様にパナソニックのIHクッキングヒーター「卓上IH調理器 KZ-PH34」を使って炊きました。
初めてIHで作る炊き込みご飯でしたが、問題なく美味しく炊くことが出来ましたので、「卓上IH調理器 KZ-PH34」は使い勝手が良くて、大事に使っていこうと思います。
下記に今回作った鯛めしのレシピを掲載しておりますので、宜しければご覧ください。
ココット鍋を使った鯛めしの作り方
Sea Bream Rice(Tai Meshi)Recipe
調理器具 |
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ココット・ロンド 20cm(ル・クルーゼ) パナソニック 卓上IH調理器 KZ-PH34 |
材料 4人分(米2合分) |
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米 2合 水 2カップ(400ml) ※水(400ml)ではなく、鯛のアラから取った出汁(400ml)を使うと、さらに風味よく炊きあがります。 鯛(マダイ・チダイ) 切り身1切れ~2切れ(100gを目安に) ※マダイで切り身1切れ(100g)、チダイで切り身2切れ(50g、50g)が目安です。 |
—調味料— 昆布 (10cm×10cm) 1枚 醤油 大さじ1 と 1/2 みりん 大さじ1 酒 大さじ2 塩 ひとつまみ 生姜 1片(千切り) —薬味— 三つ葉 適量 白ごま 適量 刻み海苔 適量 木の芽(葉サンショウ) 適量 |
【1】お米は洗って30分ほど水に浸しておく。
【2】バットの中で鯛の切り身の両面に塩を振り、10分程度おきます。
【3】水気を拭きとってから、魚焼きグリル、または油を引いたフライパンで皮側から皮目に焼き色が付くまで焼き、裏返して軽く焼き、火を消します。
※鯛を炊き込む前に切り身を軽く焼くことで、魚臭さを軽減させて香ばしさが加えられ、風味が良くなります。
【4】ココット鍋に米、水(またはあら出汁)、調味料を入れ軽く混ぜ合わせ、焼いた鯛を乗せてフタを閉める。
【5】「卓上IH調理器 KZ-PH34」にココット鍋を乗せて、コースを「炊飯 1-2」でセットして炊く。
【6】炊きあがりは電子音で知らせてくれます。 時間は約40分になります。
【7】ご飯が炊きあがったら、卓上IHの電源プラグをコンセントから抜きます。
【8】昆布と鯛を取り出し、骨を丁寧に取り除いて炊きあがったご飯と混ぜて出来上がりです。
【9】器に鯛めしを盛り付け、お好みで三つ葉、白ごま、海苔、木の芽などを添えてください。
※鯛の骨は太い骨から細い骨まであるので、丁寧にすべて取り除くようにします。
※短冊切りにしたニンジンや、ささがきごぼうなどの野菜を加えて、鯛とともに炊き込むレシピもオススメです。