トマトケチャップ風味のパスタ
Naporitan | Pasta
ナポリタンは、日本を代表するパスタ料理のひとつです。
皆さんご存知の通り、イタリアでは「Naporitan」(ナポリタン)というパスタ料理は存在しません。
ナポリタンの発祥は諸説あり、日本で発案されたパスタ料理として知られておりますが、アメリカにも昔からトマトソース(ケチャップ)を使ったナポリタンに似たパスタ料理がありますので、どちらが初めかと言うよりも、自然とそれぞれの国でトマトソースのパスタが普及して行ったのではないかと思います。
さて、ナポリタンはトマトケチャップをたっぷり使った風味豊かなパスタ料理になります。
日本では、喫茶店の定番メニューとしても知られておりますが、ご家庭でも代々伝わるナポリタンレシピがあるかと思われます。
我が家でも、いろいろと試行錯誤を繰り返しながらナポリタン作りを楽しんできました。
この項では、我が家に伝わるナポリタンのレシピを掲載しております。
ナポリタンの調理にはこだわりがある方も多いと思いますが、ナポリタン作りの一助としてご覧ください。
スパゲッティナポリタンの作り方
ソーセージ入りの定番ナポリタン
Spaghetti Naporitan | Sausage
今回ご紹介するナポリタンの特徴は、ソーセージ入りナポリタンで、バターの風味とトマトケチャップの豊かな風味、そしてほのかに香るローズマリーの香りが特徴になります。
バターを使うとナポリタンにコクが生まれます。
トマトケチャップは、皆さんお気に入りの銘柄があると思いますので、お好みのトマトケチャップをお選びください。
隠し味ではありませんが、ローズマリーをひと振り加えていますので、ほのかに香るハーブの香りも特長のひとつです。
下記にナポリタンのレシピを記載しておりますので、宜しければご覧ください。
調理器具 |
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パスタ鍋 スキレット 9インチ(ロッジ製) |
材料 2人分 |
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スパゲッティ 200g ソーセージ 5本 100g程度 ※同量のベーコンでも代用できます。 ニンニク 1片 タマネギ 1/3個 ピーマン 1/2個 シイタケ 1個 |
★調味料 と スパイス&ハーブ★ オリーブオイル 大さじ1 パスタのゆで汁 大さじ3 トマトケチャップ 150g バター(有塩)10g と 10g 塩 ひとつまみ 胡椒 適量 ローズマリー 少々 イタリアンパセリ(パセリでもOK)適宜 |
【1】シイタケは石づきを取って薄切り、タマネギは薄切り、ピーマンは細切り、ニンニクは粗みじん切りにします。
※ソーセージは斜め切りにします。
【2】パスタ鍋を使ってパスタを茹でます。
※パスタの茹で方は、用意したパスタのパッケージを参照して好みの麺の硬さに茹で上げます。
【3】スキレットを弱火で軽く温めてから(予熱・プレヒート)、オリーブオイル大さじ1を引く。
【4】弱火のまま、粗みじん切りにしたニンニクをうっすら色付くまでまで加熱する。
【5】中火(弱め)にして、タマネギ、ソーセージを加え、タマネギがしんなりする程度に炒める。
【6】次にバター10g、ピーマン、シイタケ、ローズマリーを加え、全体に油がまわる程度に炒める。
【7】弱火にしてトマトケチャップ、塩、パスタの茹で汁を加え、具材と混ぜ合わせる。
【8】パスタが茹で上がったらパスタ鍋の火を消し、パスタの湯をしっかり切ります。
【9】茹で上がったパスタと、残りのバター10gをスキレットに加え、パスタと具材を混ぜ合わせ、火を消してスキレットを火からおろします。
【10】皿にパスタを盛り付けて、胡椒、イタリアンパセリを散らして出来上がりです。
※パスタの茹で加減はアルデンテを推奨します。 パスタの麺の硬さの調整は、フライパンに茹で終えたパスタを加えた後、少し炒めると麺が柔らかくなります。
ベーコンとエリンギのナポリタンのレシピ
ベーコンの旨味とエリンギの食感が楽しめるナポリタン
Spaghetti Naporitan | Bacon
写真のナポリタンの具材は、ベーコンスライスを使っています。
ベーコンもソーセージと同じく旨味が出ますので、ナポリタンとの相性は良く、ベーコンはソーセージと並んで人気のある具材のひとつです。
キノコは、普段はよくシイタケを使っていますが、今回はエリンギに変えてみました。
エリンギは、風味はシイタケほどではありませんが、キノコ特有のクセが無く、独特な食感が楽しめますので、ナポリタンに加えるとエリンギの食感が良いアクセントになります。
レシピとしては、その他の具材はソーセージ入りナポリタンとほぼ同じなので、こちらのナポリタンも手軽に作れますのでおすすめです。
調理器具 |
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パスタ鍋 スキレット 9インチ(ロッジ) |
材料 2人分 |
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スパゲッティ 200g ベーコンスライス 100g程度 ニンニク 1片 タマネギ 1/3個 ピーマン 1/2個 エリンギ 30g |
★調味料 と スパイス&ハーブ★ オリーブオイル 大さじ1 パスタの茹で汁:オタマ1杯(約50ml)または大さじ3 トマトケチャップ 150g バター(有塩)10g と 10g 塩 ひとつまみ 胡椒 適量 ローズマリー 少々 イタリアンパセリ(パセリでもOK)適宜 |
【1】エリンギは薄切り、タマネギは薄切り、ピーマンは細切り、ニンニクは粗みじん切りにします。
※ベーコンスライスは1cm巾で切る。
【2】パスタ鍋を使ってパスタを茹でます。
※パスタの茹で方は、用意したパスタのパッケージを参照して好みの麺の硬さに茹で上げます。
【3】スキレットを弱火で軽く温めてから(予熱・プレヒート)、オリーブオイル大さじ1を引く。
【4】弱火のまま、粗みじん切りにしたニンニクをうっすら色付くまで加熱する。
【5】中火(弱め)にして、タマネギ、ベーコンを加え、タマネギがしんなりする程度に炒める。
【6】次にバター10g、ピーマン、エリンギ、ローズマリーを加え、全体に油がまわる程度に炒める。
【7】弱火にしてトマトケチャップ、塩、パスタの茹で汁を加え、具材と混ぜ合わせる。
【8】パスタが茹で上がったらパスタ鍋の火を消し、パスタの湯をしっかり切ります。
【9】茹で上がったパスタと、残りのバター10gをスキレットに加え、パスタと具材を混ぜ合わせ、火を消す。
【10】皿にパスタを盛り付けて、胡椒、イタリアンパセリを散らして出来上がりです。
※パスタの茹で加減はアルデンテを推奨します。 パスタの麺の硬さの調整は、フライパンに茹で終えたパスタを加えた後、少し炒めると麺が柔らかくなります。
スパゲッティナポリタンの具材
ナポリタンはいろいろな具材との相性が良いです
Spaghetti Naporitan | Cooking
ナポリタンに使われる具材はとても種類が豊富です。
お肉では、「ソーセージ」「ベーコン」が定番ですね。
お野菜では、「タマネギ」「ニンニク」「ピーマン」「シイタケ(キノコ類)」「エリンギ」「アスパラ」「ズッキーニ」などがよく使われる印象です。
また、仕上げにバターを加えると、よりパスタの風味が増し、盛り付け後の仕上げにはブラックペパーやイタリアンパセリなどのスパイスとハーブ、またはタバスコなど、お好みで色々なバリエーションが楽しめる点もナポリタンの魅力のひとつです。
お肉とお野菜と仕上げのトッピングの組み合わせは無限大です。
レストランや喫茶店、またはご家庭でも味付けから使う具材まで、ナポリタンの作り方には決まりはありませんので、お好みの具材と調理の仕方で楽しめれば良いかと思います。
スキレットを使ったナポリタンの調理と盛り付けと
スキレットは調理にも盛り付けにも使用できます
Spaghetti Naporitan | CAST IRON SKILLET
鉄製の調理器具を使ったナポリタンの調理は数種類の方法があります。
ひとつは、普通のフライパンで調理したナポリタンを加熱した鉄板に盛り付け、溶き卵をまわし入れて食べる「鉄板ナポリタン」があり、名古屋名物として人気があるようです。
こちらは鉄板を盛り付けに使用する調理法ですね。
名古屋名物「鉄板ナポリタン」は食べたことが無いので、機会があれば現地へ行って実食してみたいなと思っております。
もうひとつは、鋳鉄製のスキレットを使ってナポリタンを作り、そのまま食卓の鍋敷きに乗せてスキレットを器代わりに食べる食べ方。
こちらの場合は、スキレットでナポリタンを作ってからパスタ皿に盛り付ける場合もあります。
ナポリタンを普通のフライパンで調理してから熱した鉄板に盛り付けるか、スキレットで調理したナポリタンをスキレットを器代わりにそのままいただくか、スキレットでナポリタンを調理してから器に盛り付けるか、それぞれ盛り付け方や食べ方に違いがありますので、お好みで調理をすればよろしいかと思います。
おすすめは普通のフライパンでナポリタンを調理してから、熱したスキレットに盛り付けて食べることです(笑)
鉄板ではなくスキレットに盛り付けるスタイルで、溶き卵も使っていません。
加熱したスキレットにパスタを盛り付ける調理法は、ステーキやハンバーグの盛り付けにもあるスタイルですね。
加熱したスキレットにナポリタンを盛り付けると、パスタがジュウジュウ音を立ててすこし焼き色が付きますので風味が良くなります。
そしてスキレットのような鋳鉄製の調理器具は冷めにくいのが特徴になりますので、最後の一口まで温かいままで食べられることも魅力のひとつです。
※スキレットに盛り付ける際には、熱で油やソースがはねますのでご注意下さい。
※スキレット本体は蓄熱性に優れ高温になりますので、火傷をしないようご注意下さい。
ナポリタンロール
ホットドッグロールを使った総菜パン
Spaghetti Napolitan Sand
ナポリタンをドッグロールにサンドしたナポリタンロールです。
スパゲッティナポリタンを使った総菜パンですが、焼きそばロール(焼きそばパン)と並んで人気があります。
作り方としては、ホットドッグなどで使うドッグロールを用意して、切り込みに薄くバターかマーガリンを塗って、適量のナポリタンを挟み、仕上げにパセリをのせて出来上がりです。
レシピもとても簡単なので、ランチメニューとしてナポリタンロールを作ることも多いです。
おそらくナポリタンロールも、焼きそばパンと同じく日本独自に発展した総菜パンのひとつです。
日本発祥の総菜パンの種類はナポリタンロールをはじめ、とても種類が多いのでいろいろと調理が楽しめます。