ボロネーゼソースをたっぷり使ったパスタ料理
Pasta Bolognese
ボロネーゼはパスタ料理の中でも特に人気のあるパスタのひとつになります。
日本では、ボロネーゼと言う料理名よりもミートソースの呼び方の方が一般的です。
ボロネーゼソースとミートソースの呼び方には、厳密な違いはありませんが、「ボロネーゼソース」は、トマトソースと赤ワインの風味が特長になり、すこし薄味の仕上がりになり、「ミートソース」は、トマトケチャップと砂糖を加えて、より濃い味に仕上げたソースが特徴になります。
ボロネーゼソースはヨーロッパ風(イタリア)の味付け、ミートソースはアメリカ風の味付けとも言えます。
「ボロネーゼソース」と「ミートソース」の違いは、個人的な印象ではこんな感じですが、明確な決まりはありません。
そしてボロネーゼに使うパスタの種類は、「Tagliatelle」(タリアテッレ)や「Fettuccine」(フェットゥチーネ/フェットチーネ)などの平打ち麺が一般的ですが、円形で細くて長い「Spaghetti」(スパゲッティ/スパゲティ)がお気に入りの方も多い印象です。
使われるパスタの種類も、日本のパスタ料理店などのレストランによって平打ち麺であったりスパゲティであったり、色々な種類で提供されていますので、明確な決まりはないように思えます。
この項では、ボロネーゼパスタのレシピを掲載しております。
また、ボロネーゼソースの作り方もあわせて記載しておりますので、ボロネーゼパスタ作りの一助としてご覧ください。
ボロネーゼパスタの作り方
挽き肉の旨味たっぷりなパスタ料理 ボロネーゼ
Fettuccine Bolognese
ボロネーゼに使うパスタは「Tagliatelle」(タリアテッレ)「Fettuccine」(フェットゥチーネ・フェットチーネ)が一般的ですが、「Spaghetti」(スパゲッティ・スパゲティ)で作るボロネーゼも美味しく頂けます。
フェットチーネはボロネーゼソースとの相性が良いので、個人的にはフェットチーネを推奨しますが、スパゲッティも日本では好まれるパスタの種類になりますので、食べ慣れているパスタで食べることもおすすめです。
ボロネーゼパスタではボロネーゼソースをたっぷり使って盛り付けますが、ボロネーゼソースをパスタに混ぜるか乗せるかでも好みが分かれる所だと思います。
盛り付け方に決まりはないので、お好みの盛り付け方で頂くのがよろしいかと思います(笑)
ボロネーゼの作り方
Fettuccine Bolognese Recipe
調理器具 |
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パスタ鍋 ソースパン |
★材料 2人分 フェットチーネ 200g ※スパゲッティ 200g でも代用できます ボロネーゼソース 240g(1人分 120g) |
★調味料 イタリアンパセリ(パセリ)適量 生クリーム お好みで(1人分 大さじ2) |
【1】パスタ鍋を使ってパスタを茹でます。
※パスタの茹で方は、用意したパスタのパッケージを参照して好みの麺の硬さに茹で上げます。
【2】ソースパンに作っておいたボロネーゼソースを入れ、適温になるまで温め火を消します。
【3】ボロネーゼパスタの盛り付け方はふたつ、パスタにソースを混ぜる場合は【4-1】へ、パスタにソースをかける場合は【5-1】へお進みください。
【4-1】パスタが茹で上がったらパスタ鍋の火を消し、パスタの湯をしっかり切ります。
【4-2】ボウルに温めたボロネーゼソースを入れ、湯を切ったパスタを加えてソースとパスタとを混ぜます。
【4-3】ソースを混ぜたパスタを皿に盛り付け、お好みでイタリアンパセリを散らしてお召し上がりください。
【5-1】パスタが茹で上がったらパスタ鍋の火を消し、パスタの湯をしっかり切ります。
【5-2】パスタを器に盛り付け、ボロネーゼソースをパスタの上に適量かけて、お好みでイタリアンパセリを散らしてお召し上がりください。
※温めたボロネーゼソースの汁気が足りない場合は、パスタの茹で汁を少しずつ足して調整します。
※生クリーム(1人分 大さじ2)を加えると、クリーミーなボロネーゼソースを楽しめますのでこちらもオススメです。
ボロネーゼソースのレシピ
基本のボロネーゼソース
Bolognese Sauce | Cast Iron Dutch Oven
ボロネーゼソースのレシピは、たくさんの種類の作り方がありますが、基本的なボロネーゼソースの出来上がりはほぼ同じだと思います。
今回作ったボロネーゼソースのレシピには、トマトケチャップとブラウンシュガー(三温糖)も加えております。
トマトケチャップとブラウンシュガー(三温糖)を加えることによって、風味が増して甘みも楽しめる仕上がりになります。
下記にダッチオーブンを使って作るボロネーゼソースのレシピを記載しておりますので、宜しければご覧ください。
ダッチオーブンは、ボロネーゼソースなどの煮込む料理に適した調理器具なので、普段から調理ではよく使用しておりますが、ル・クルーゼのココット鍋や、普通の両手鍋でもボロネーゼソースは問題無く作れます。
Bolognese Sauce Recipe ボロネーゼソースの作り方
★調理器具 |
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ダッチオーブン 22センチ(キャプテンスタッグ) |
★材料 4人分★ 牛挽き肉(粗びき) 400g タマねぎ 1個 にんじん 1本 にんにく 2片 セロリ 1本 |
★調味料 と スパイス&ハーブ★ ホールトマト(水煮缶) 1缶(400g) トマトケチャップ(ハインツ) 大さじ5 赤ワイン 100ml 固形スープの素(コンソメ) 1個(顆粒で小さじ2) ブラウンシュガー(三温糖)小さじ1と1/2 ローリエ 1枚 オリーブオイル大さじ3 塩 適量 黒胡椒(粗挽き) 適量 |
【1】ダッチオーブンを弱火で軽く温めてから(予熱・プレヒート)、オリーブオイルを 大さじ3 引きます。
【2】弱火で粗みじん切りにしたニンニクを炒め、少し色付いてきたら、中火(弱め)にして、みじん切りにしたニンジン、タマネギ、セロリを加えしんなりするまで炒める。
【3】牛挽き肉を加えて焼き色が付くまでしっかり炒め、赤ワインを少しづつ加え、煮立ててアルコール分を飛ばす。
【4】ホールトマト、トマトケチャップ、固形スープの素、ブラウンシュガーを加え、沸騰したらローリエを入れて、弱火で20分から30分ほど煮込む。
※焦げ付かないように、時々木べらでホールトマトを潰しつつ、全体をかき混ぜながら煮て行きます。
【5】最後にローリエを取り出し、塩胡椒で味を調え火を消して、ボロネーゼソースの出来上がりです。
※ボロネーゼソースがゆるい場合は、弱火のままで数分煮る時間を追加してから、火を消します。
※ボロネーゼソースの汁気が足りない場合は、パスタの茹で汁を少しずつ足して調整します。
※ダッチオーブンなどの鋳鉄製調理器具は、急激な温度の変化に弱いので、調理後は鍋が自然に冷めてからお湯で洗うようにします。
※ダッチオーブン本体は、蓄熱性に優れていますので、調理中に触れて火傷をしないよう十分ご注意下さい。
スパゲッティで作るボロネーゼ
スパゲッティを使った定番パスタ料理のひとつ
Spaghetti Bolognese | Pasta
パスタの種類のひとつ、スパゲッティを使って作ったボロネーゼです。
日本ではボロネーゼというメニューよりも、ミートソースというメニューの方が知られていますが、基本的には両者に明確な違いはなく、調味に少し違いがある印象です。
繰り返しになりますが、ボロネーゼに使うパスタの種類は、「Tagliatelle」(タリアテッレ)や「Fettuccine」(フェットゥチーネ・フェットチーネ)などの平打ち麺が一般的ですが、円形で細くて長い「Spaghetti」(スパゲッティ・スパゲティ)がお気に入りの方も多い印象です。
私の場合もスパゲッティを使ったボロネーゼもお気に入りのパスタ料理のひとつです。
ボロネーゼソースを麺に絡めてから食べたり、麺にソースをのせてから食べたり、その日の気分によって違いますが、これも好みの食べ方で宜しいかと思います。
パスタ料理は、決まった食べ方で食べなければならないなんて少し窮屈なので、それぞれ食べやすいようにして食べるのが楽しいと思います。