フランスのサンドイッチレシピ 料理の種類と作り方と

フランスのサンドイッチレシピ バゲット・カンパーニュ・クロワッサン

フランス発祥のサンドイッチの種類

サンドイッチを作って世界の料理を楽しもう

「サンドイッチの種類と基本のレシピと フランス編」のページでは、パン大国のひとつでもあるフランス発祥のサンドイッチを、本場のレシピを参考にしながら調理して、出来上がったサンドイッチの写真撮影をしながら掲載しております。

フランスのパンと言えば、「バゲット(フランスパン)」「パン・ド・カンパーニュ(田舎風パン)」「クロワッサン」が特に有名です。
バゲットを使ったサンドイッチや、カンパーニュを使ったサンドイッチは、どれも一度は食べたことがあると言えるほど定番です。

そしてサンドイッチに使う具材も、ハム、ベーコン、クロックマダムに使う目玉焼きなど、見た目にも美味しそうで少しお洒落なサンドが多い印象です。

このページではフランスが発祥とされるサンドイッチの種類を、基本のレシピや現地のアレンジレシピを参考にしながらひとつずつ調理し、出来上がったサンドイッチを綺麗に盛り付け、趣味のフードフォトグラフィーも兼ねて、撮影した料理写真を掲載しております。

カンパーニュを使ったBLTサンド

カンパーニュを使ったBLTサンド
カンパーニュを使ったBLTサンド

燻製ベーコンを使ったBLTサンドイッチ

Pain de campagne | Smoked Bacon | BLT Sandwich | Food Photography

写真のサンドイッチは、燻製ベーコンをサンドしたBLTサンドです。
と言っても、ベーコンは市販品のベーコンを用意して、あらたに燻煙をして香りを付け加えた物です。
ベーコンブロックをスーパーで購入して、自宅で燻製器を使って好みのスモークチップを使って香り付けをして燻製にしました。
スモークベーコンを使ったBLTサンドは、ベーコンの風味が豊かになりますので絶品ですよ(笑)

市販品のベーコンブロックには、熱燻法で燻製して新たに香りを追加しています。
燻煙に使用した燻製器は、家庭用のガスコンロやIH調理器で使用できる、「ソト(SOTO)スモークポット IH ブラック ST-128BK」になります。
こちらの燻製器は、簡単に燻製作りが楽しめるスモーカーとして人気があり、ご家庭でも気軽に燻製作りが楽しめますよ。

手作りスモークベーコン
手作りスモークベーコン

そして、BLTサンドのパンは、こちらも自家製のパンになります。
パンの種類は、全粒粉の香りが豊かなカンパーニュを作りました。
カンパーニュで作るサンドイッチは、香ばしい全粒粉の香りが特徴になりますので、食べる前に軽くトーストすることで、全粒粉の良い香りが引き立ちますよ。
普段食べている食パンとは、風味が違いますので全粒粉で作るサンドイッチもオススメです。

カンパーニュは、それほど難しいレシピではありませんので、ご家庭にオーブンレンジがある方ならば、気軽にパン作りが楽しめます。

カンパーニュを使ったBLTサンドの作り方

How to Make a BLT Sandwich | Recipe

材料 2人分
カンパーニュ(田舎風パン)4枚
市販品のベーコンブロックを新たに燻煙して、香り付けを加えたベーコンブロック 厚めにスライス 4枚
レタス 数枚
トマト スライス 2枚
チェダーチーズ 2枚(生で食べられるものを使う)
—調味料—
辛子バター 適量
オリーブオイル 小さじ1
塩 少々
胡椒 少々

—付け合わせ—
ピクルス 適量

【1】市販品のベーコンブロックを新たに燻煙して、香り付けを加えたベーコンブロックを4枚、厚めにスライスして塩コショウを振り、オリーブオイルを薄く引いたフライパンで炒め火を消す。

【2】パン・ド・カンパーニュ(田舎風パン)を4枚用意する、手作りの場合は4枚スライスする。

【3】パンの内側にはそれぞれ辛子バターを適量塗る。

【4】辛子バターを塗ったパンの面を内側にして「レタス」「ベーコン」「チェダーチーズ(生で食べられるものを使う)」「トマト」の順に乗せ、もう一枚のパンをかぶせて出来上がり。

【5】パンをトーストする場合は、具材をサンドする前に、パンを軽くトーストしてから辛子バターを塗ります。

※レタス上にコールスロードレッシング、トマトの上に塩を適量をかけても美味しくいただけます。

※パンをかぶせる前に、オリーブオイルを小さじ1、トマトの上にかけるとサンド全体の風味が豊かになりますのでこちらもオススメです。

※日本では辛子バターが一般的ですが、欧米ではマヨネーズやマスタード、または二つを混ぜたものを塗るレシピもあります。

※写真は出来上がったサンドイッチを二つ重ねて撮影しているだけですので、パンを4枚使ったサンドでは御座いません。

カンパーニュを使ったハムチーズサンド

カンパーニュを使ったハムチーズサンド
カンパーニュを使ったハムチーズサンド

フランスの田舎風パンを使ったサンドイッチ

Pain de campagne | Ham and Cheese Sandwich | Food Photography フードフォトグラフィ

カンパーニュとは、フランス発祥の丸型の田舎風パンのことを言います。
正確にはパン・ド・カンパーニュ ( Pain de campagne) と呼びます。
カンパーニュのパンの特徴は、何と言っても丸型で、真ん中に十字のクープが入っているのが大きな特徴になります。

このクープとは、パンが膨らむのを助けるために、焼く前に生地に割れ目を入れることを言います。
そしてカンパーニュには、強力粉の他に全粒粉も入れますので、焼き上がり時には香ばしい香りがします。
さらにカンパーニュをカットして軽くトーストすると、全粒粉の香ばしい香りとともに、カリッとした食感は、カンパーニュならではですね。

今回は、カンパーニュを使ってハムチーズサンドを作ってみました。
サンドイッチの基本は、やはりハムチーズサンドですよね(笑)
ハムは薄切りロースハム、チーズはチェダーチーズ(生で食べられるものを使う)を挟んでいます。

カンパーニュのパンの香りとハムチーズの風味がマッチして、普通の食パンよりも美味しさが際立ちますね。
やはりカンパーニュは、サンドイッチにするととても美味しいです。

食パンには全粒粉の食パンがもともとありますが、カンパーニュはどちらかというと風味と食感はフランスパンに近いです。
しかしフランスパンほどは固くはありませんが、食パンに比べると少し固く焼きあがります。
そして丸型のカンパーニュは、グラタンやシチューを入れる器にもなります(笑)
カンパーニュを器にしたグラタンは、とても美味しく見た目でも絵になるパン料理のひとつですね。

ロングバゲットサンドイッチ

ロングバゲットサンドイッチ
ロングバゲットサンドイッチ

バゲットを使ったパーティー向けサンドイッチ

Long Baguette Sandwich

バゲットを一本丸ごと使った豪快なサンドイッチです。
ロングサイズのサンドイッチを作る時には、山崎製パンの「スペシャルパリジャン」がお勧めです。
山崎製パンの「スペシャルパリジャン」は、焼き上がりが柔らかすぎず固すぎず、気泡が少なく中身もボリューム感があるのでこれはこれでお気に入りです。

バゲットでは気泡が多かったりして空洞が目立ち、スカスカしている種類のパンもありますが、これはそもそもバゲットの特徴のひとつですので、お間違いなく。
本場のフランスでは、サンドする具材があまり挟めないからと言って、切れ目を入れたバゲットの中身を少しちぎって、スペースを作って具材を詰め込むこともあります(笑)
もちろんちぎったバゲットの中身も、別にスープに入れたりグラタンに入れたりして食べます。

さて、今回作ったロングバゲットサンドイッチの具材は、
「ロースハム」「ベーコン」「レタス」「キュウリ」「ミニトマト」「ピクルス」「ボイルドエッグ」です。
食べる前にコールスロードレッシングをかけると風味が良くなります。
または塩コショウを振ってから、オリーブオイルをかけて食べるスタイルもなかなか良いですね。

クロックムッシュ

クロックムッシュ
クロックムッシュ

ベシャメルソースたっぷりのトーストサンド

Croque Monsieur クロックムッシュ | Food Photography フードフォトグラフィ

デジタル一眼レフカメラ に マクロレンズ を使用して撮影した、クロックムッシュの料理写真です。
クロックムッシュとは、ベシャメルソースがふんだんに塗られた、フランス発祥のサンドイッチの種類になります。

クロックムッシュは、焼き色の付いたグラタンがのっかったサンドイッチと言う感じですかね。
ベシャメルソース自体グラタンで使用されますので、ホワイトソース好きにはもってこいのサンドイッチですよ。
クロックムッシュのレシピ、具材は、ロースハム、とろけるチーズ、ベシャメルソースです。
ベシャメルソースとは、いわゆるホワイトソースのことを言います。
チーズは、とろけるチーズを使っています。

さて、クロックムッシュの撮影ですが構図はC字構図になります。
シンプルなワンプレート料理ほど、構図選びは難しくなりますので、そんな時は大体C字構図を選ぶことが多くなりますが、たまにはC字構図以外でも、収まりが良く撮影出来るような構図を模索中です。

クロックマダム

クロックマダム
クロックマダム

目玉焼きのトッピングがポイントのトーストサンド

Croque Madame クロックマダム | Food Photography フードフォトグラフィ

デジタル一眼レフカメラ に マクロレンズ を使用して撮影した、クロックマダムの料理写真です。
クロックマダムとは、クロックムッシュに目玉焼きを乗せたサンドイッチの種類になります。
クロックムッシュに比べて、目玉焼きのトッピングが増えていますので、ボリュームのある軽食になります。
半熟目玉焼きのとろーり感と、ホワイトソースとの相性が抜群のトーストになります。

クロックムッシュのレシピは、クロックムッシュの項を参照下さい。
クロックマダムは、フランスでは軽食に分類され、カフェなどで気軽に食べることができます。
軽食と言えば、フランスの朝食ではガレットも人気があります。
ガレットの具材も、目玉焼きとベーコンやハムが一般的ですので、具材はクロックマダムもガレットも似ていますね。

さて、クロックマダムを半分にカットした写真は、撮影は一発勝負です(笑)
卵黄がとろーりと垂れてくる瞬間を、撮影しなければなりません。
このようにフードフォトグラフィーでは、盛り付けなど失敗が許されない撮影も多いですね。
料理の撮影は被写体が繊細になりますので、撮影に至るまでのアプローチも大切です。

今回のクロックマダムの撮影では、カットした瞬間から卵黄が垂れ始めますので、半熟目玉焼きの調理も半熟になるように焼き加減を計算しておく必要が有ります。
また、カメラは三脚に固定しておき、構図をあらかじめ決めておくと撮影がスムーズに行えます。
後はカットしたクロックマダムをテーブルに配置して、素早くシャッターボタンを押せるように、配膳とシャッターを切る行為とを、スムーズに行えるように工夫することも大切です。

ディジョンマスタードを塗ったハムチーズサンドイッチ

ディジョンマスタードはサンドイッチの定番マスタード

ディジョンマスタードを塗ったハムチーズサンドイッチ
ディジョンマスタードを塗ったハムチーズサンドイッチ

Ham and Cheese Sandwich | Dijon Mustard

写真は、8枚切りの食パンに、「レタス」「ハム」「チーズ」をサンドしたサンドイッチです。
ハムは薄切りロースハム2枚、チーズはチェダーチーズ(生で食べられるものを使う)、レタスはグリーンリーフを使っています。

パンに塗るマスタードは、マイユ(MAILLE)の「ディジョンマスタード」を塗っています。
マイユはフランスの調味料ブランドとして知られています。
マイユ製のマスタードは、「ディジョンマスタード」はもちろん「種入りマスタード」や「ハニーマスタード」もとても美味しいですよ。

このマイユ(MAILLE)の「ディジョンマスタード」は、サンドイッチにとてもよく合います。
フランスはもちろん欧米ではサンドイッチに塗るマスタードの定番のひとつとして、とても人気があります。
「BLTサンドイッチ」「ハムチーズサンド」など、いろいろなサンドイッチとの相性が抜群です。

ちなみに「種入りマスタード」はソーセージに付けて食べることで有名です。
「ハニーマスタード」はグリルチキンとの相性がとても良いです。
ハニーマスタード風味のグリルチキンは、サンドイッチにしても美味しくいただけます。


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