角煮風スペアリブのレシピ・作り方

角煮風スペアリブのレシピ・作り方

スペアリブを使って作る角煮風のスペアリブ

How to Make Kakuni Spare Ribs

豚の角煮と言えば、「豚バラ肉」や「豚肩ロース肉」などを使った角煮が一般的ですが、豚スペアリブを角煮風の味付けで調理しても美味しくいただけます。
作り方は、一般的な豚の角煮で使われる「豚バラ肉」や「豚肩ロース肉」などに代えて、豚スペアリブを用意します。
調理法は普段作る普通の豚の角煮とほぼ同じなので、角煮風に味付けがされた豚スペアリブもおすすめです。

下記に角煮風スペアリブの作り方を掲載しておりますので、レシピの一助としてご覧ください。

角煮風スペアリブの作り方

角煮風スペアリブの作り方
角煮風スペアリブの作り方

Spare Ribs | Kakuni | Recipes

調理器具
ダッチオーブン 22cm(キャプテンスタッグ製)
両手鍋 容量3リットル程度
材料 2人分から4人分ほど
豚スペアリブ 500g~600g程度
ネギ 1本
生姜 一片
オリーブオイル 大さじ1
—煮汁の材料—
湯 1カップ(200ml)(熱湯)
紹興酒(無ければ料理酒) 1/2カップ(100ml)
醤油 大さじ4
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ3

【1】ネギは白い部分と青い部分で切り分け、白い部分は白髪ねぎにする。 生姜は薄切りにしておく。

【2】ダッチオーブンを弱火で軽く温めてから(予熱・プレヒート)、オリーブオイルを大さじ1引きます。

【3】中火(弱め)にし、スペアリブのお肉の部分を全面焼いて、焼き色を付けて旨味を閉じ込め火を消し、スペアリブを一度取り出します。
※少し強めに表面を焼いておくと香ばしく仕上がります。

【4】ダッチオーブンとは別に用意した両手鍋(容量3L程度)に湯を沸かし、「焼き色を付けたスペアリブ」「ネギの青い部分」「生姜の薄切り」を入れて、30分程度中火で下ゆでをしてアクを取りながら余分な脂と臭みを落とし、火を消します。

【5】空になったダッチオーブンを少し冷ましてから、ダッチオーブン内の余分な油や焼きかすを、キッチンペーパーなどを使って軽く拭きとり綺麗にします。

【6】まずは茹でたスペアリブ、そして「湯 1カップ(200ml)(熱湯)」の順番にダッチオーブンに入れていき、最後に残りの煮汁の材料を入れていきます。
※ダッチオーブンなどの鋳鉄製調理器具は、急激な温度の変化に弱いので、煮汁に使う「湯 200ml」(熱湯)は、「水 200ml」ではなく必ずお湯を使って下さい。

【7】まずは中火(弱め)で煮て、煮立ったら落しブタをしてからフタをし、弱火で1時間ほど煮込みます。

【8】1時間が経過したら、仕上げに煮汁を少し煮詰めてお肉に照りが出てきたら、火を消して、角煮風スペアリブの出来上がりです。

【9】お好みで白髪ねぎ、練りからしを添えてお召し上がりください。

※ダッチオーブンなどの鋳鉄製調理器具は、急激な温度の変化に弱いので、煮汁に使う「湯 200ml」(熱湯)は、「水 200ml」ではなく必ずお湯を使って下さい。
※ダッチオーブンは蓄熱性に優れていますので、調理中に本体に触れて火傷をしないよう十分ご注意下さい。
※出来上がった料理は、ダッチオーブンの中に入れたままにすると、ダッチオーブン内の錆びの発生原因に繋がってしまいますので、調理後はそのままダッチオーブン内に入れておかずに、冷めてからタッパなどに移して保存するようにしましょう。

角煮風スペアリブのレシピのポイント

Spare Ribs | Kakuni | Cooking

今回の角煮風スペアリブは、お肉がとても柔らかく風味が豊かに仕上がります。
「豚バラ肉」や「豚肩ロース肉」で作る豚の角煮とはまた違った味わいが楽しめるかと思います。

豚の角煮は一般的には「豚バラ肉」を使うことが多い印象です。
「豚バラ肉」には脂身が多く含まれていることもあり好みにもよりますが、コラーゲンが多く含まれているのが特徴です。
豚バラ肉の脂身は時間をかけてお湯で下茹でをすると余分な油が抜けますので下茹で時間がポイントです。

「豚肩ロース肉」で作る豚の角煮の場合は、脂身が少ない赤味部分が多くなりますので食べ応えのある角煮ができあがります。
個人的には豚肩ロース肉の方が、味が染み込んだジューシーな赤身部分を楽しめますので豚肩ロース肉もお勧めです。

「豚スペアリブ」を豚の角煮風の味付けにすると、これはこれでとても美味しく仕上がります。
鍋を使ってじっくり煮込んで作りますので、お肉がとても柔らかくホロホロに仕上がりますので、骨からも簡単にお肉を外すことができます。
骨のまわりのお肉はとても美味しいと言われますので、豚スペアリブを角煮風の味付けで楽しめます。

鋳鉄製のダッチオーブンと鋳物ホーロー製のココット・ロンド

角煮風スペアリブの調理では、キャプテンスタッグの鋳鉄製の「ダッチオーブン 22cm」や、ル・クルーゼの鋳物ホーロー製の、「ココット・ロンド 20cm」を使って調理をすることが多いです。

使い分けとしては、キャンプサイトなどのアウトドア料理ではキャプテンスタッグ製の「ダッチオーブン 22cm」、自宅のキッチンで作る場合はル・クルーゼ製の、「ココット・ロンド 20cm」を使うことが多いです。

鋳鉄製の「ダッチオーブン 22cm」は、調理後にはシーズニングを施して鍋本体を錆びないように取り扱う必要があります。
シーズニングの手入れは少し手間がかかることもありますが、コストパフォーマンスに優れ、使い込むうちに段々と鍋の取り扱いに慣れてきます。
丈夫で長持ちする調理器具のひとつとしても人気があります。

鋳物ホーロー製の「ココット・ロンド」の特徴は、鋳物で出来ておりますので、一般的なダッチオーブンなどの鋳鉄製調理器具の仲間になりますが、鋳物ホーロー鍋には、さらにエナメルコーティングが施されております。
使い勝手としては、鋳鉄製のダッチオーブンほど取扱い(シーズニングや防錆)には気を使わなくて済む点が人気のポイントですが、少し価格は高めの設定となっています。

どちらの鍋も熱伝導率に優れ保温性もあり、効率的に食材を調理することができますので、とてもエコな調理器具とも言えます。
鋳鉄製のダッチオーブンも、鋳物ホーロー製のココット・ロンドも、お肉を焼くことも煮ることも出来ますので、角煮の調理ではとても重宝しますので、お好みの調理器具をお選びください。


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