ボンゴレビアンコはあさりの旨味たっぷりなパスタ料理
Spaghetti Alle Vongole in Bianco
ボンゴレビアンコは、一般的にアサリを白ワインで蒸して作る魚介を使ったパスタ料理のひとつになります。
イタリア語で「Vongole ボンゴレ」が貝を、「Bianco ビアンコ」が白ワインを意味しています。
パスタは、スパゲッティ「フェデリーニ 1.4mm」「スパゲッティーニ 1.6mmなど」などを使うのが、ボンゴレビアンコでは一般的です。
ボンゴレビアンコの作り方は、基本的には「Spaghetti Aglio Olio e Peperoncino」「アーリオオーリオペペロンチーノ」とよく似ています。
レシピの手順もほぼ同じで、大きな違いはあさりを白ワインで蒸す調理が加わる程度かと思います。
魚介を使ったパスタ料理では、アサリの他にはタコなどの魚介を白ワインを使って蒸すことが多い印象です。
このページでは、基本的なボンゴレビアンコのレシピを掲載しておりますので、ボンゴレビアンコ作りの一助としてご覧ください。
基本のボンゴレビアンコの作り方
あさり水煮缶を使った手軽なボンゴレビアンコ
Spaghetti Alle Vongole in Bianco Recipe
材料 2人分 |
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スパゲッティ 200g あさり水煮缶 1缶(約130g) ※固形量 60g 内容総量 130g を目安に (殻付きの場合は140g(約12個)を目安に) オリーブオイル 大さじ4 ニンニク 1片 赤唐辛子 1本 イタリアンパセリ(パセリでもOK)適量 |
★調味料★ 白ワイン 50ml レモン果汁 大さじ1 バター 10g 塩 適量 コショウ 適量 ★仕上げ★ イタリアンパセリ(パセリでもOK)適宜 |
【1】パスタ鍋を使ってパスタを茹でます。
※パスタの茹で方は、用意したパスタのパッケージを参照して好みの麺の硬さに茹で上げます。
【2】フライパンにオリーブオイル大さじ4を入れ、みじん切りにしたニンニク、輪切りにした赤唐辛子を弱火で軽く炒める。
【3】赤唐辛子の辛みは好みによりますが、辛いのが苦手な方はニンニクがうっすらきつね色になったらフライパンから赤唐辛子を取り除くと、辛みが抑えられます。
【4】ニンニクがうっすらきつね色になったら、あさり水煮缶を汁ごと、白ワイン、イタリアンパセリ(パセリ)のみじん切りを加え、中火にして軽く混ぜてからフタをして3分程度蒸します。
※殻付きのあさりを使う場合でも、3分程度蒸して、あさりの口がしっかり開いているのを確認してからフタを外します。
※殻が開かなかったあさりは取り除きます。
【5】あさりを蒸し終えたらフタを外し、バターを加え、弱火にして蒸し汁にとろみが付くまで乳化させます。
※蒸し汁を弱火で3分程度煮詰めて、余分な汁気を飛ばしてとろみを付けて乳化させます。
【6】パスタが茹で上がったらパスタ鍋の火を消し、パスタの湯をしっかり切ります。
【7】茹で終えたパスタとレモン果汁をフライパンに加え、弱火のままで蒸し汁とあさりをパスタによく絡め、塩コショウで味をととのえ、火を消してフライパンを火からおろします。
【8】皿に盛り付けたパスタに、イタリアンパセリ、またはパセリを散らして出来上がりです。
※パスタの茹で加減はアルデンテを推奨します。 パスタの麺の硬さの調整は、フライパンに茹で終えたパスタを加えた後、少し炒めると麺が柔らかくなります。
※あさりは殻付きではなく、砂抜きしてある水煮缶を用意すると、調理が楽になりますのでおすすめです。
※殻付きのあさりを使用する場合は、調理前にしっかり砂抜きをして、殻をこすり合わせるようにして良く洗って水気を切っておきます。
ボンゴレビアンコのレシピのポイント
ボンゴレビアンコで使う材料
ボンゴレビアンコのレシピとしては、一般的な材料で作っていますが、「あさりの水煮缶」「バター」「レモン果汁」、これらがポイントと言えるかもしれません。
まず、「あさり水煮缶」は、固形量が60g、汁を加えた内容総量は、130g程度の缶詰を使っています。
市販されている一般的なあさり水煮缶は、貝殻が無く、砂抜きもされていますので、あさりの下準備などの必要もなくむき身にしたあさりが手軽に使えますのでおすすめです。
ボンゴレビアンコ以外では、クラムチャウダーなどでもあさりの水煮缶はよく使われております。
殻付きのあさりを使用する場合は、調理前にしっかり砂抜きをして、殻をこすり合わせるようにして良く洗って水気を切っておきます。
バターはあさりとの相性が良く、ボンゴレビアンコに風味を加えることが出来ますので、バターも加えるレシピがおすすめです。
レモン果汁は、アサリに限らず魚介を使ったパスタに爽やかな風味を加えてくれますので、レモン果汁もシーフードを使ったパスタとの相性が良いので人気があります。
イタリアンパセリとカーリーパセリ
家庭菜園で育てるパセリ
Italian Parsley
パセリは一般的に「イタリアンパセリ」と「カーリーパセリ」とがあります。
イタリアンパセリは葉が平らで縮れていない、カーリーパセリは葉がカールするように縮れているのが特徴になります。
どちらもパセリの仲間になりますが、風味や食感も少し違いがあります。
イタリアンパセリは、主に欧米では一般的に使われているパセリになり、パスタ料理をはじめピザなどのイタリア料理ではよく使われています。
カーリーパセリは、日本ではイタリアンパセリよりもこちらのカーリーパセリの方が知名度が高く、料理ではこちらのパセリを使うことが多い印象です。
どちらのパセリも、スーパーなどで常に販売されておりますで、食べ比べをしてみることもおすすめです。
個人的にはカーリーパセリの方が食べ慣れていることもあり、カーリーパセリが好みですが、パスタ料理などではイタリアンパセリを使うとよりイタリア料理としての完成度が高まるのかなとも思います。
また、どちらのパセリも家庭菜園などで手軽に栽培が楽しめますので、キッチンガーデンなどで育てるハーブとしてとても人気があります。
栽培もそれほど難しくはありませんので、プランターや畑で栽培を始めれば、必要な時にフレッシュなパセリを収穫することが出来ますので、パセリに限らずいろいろなハーブの栽培を始めてみることも楽しいですよ(笑)